2012-04

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文学

ノーベル賞作家

1972年の4月16日、我が国で最初のノーベル文学賞を受賞した作家、川端康成が亡くなりました。 親交のあった三島由紀夫の割腹自殺から一年半後、作家72歳の春でした。 ガス自殺説では、老醜をさらしたくないがためであるとか、三島由紀夫を喪った喪失感であるとか、ノーベル文学賞受賞の重圧のためであるとか、甚だしきにいたっては、可愛がっていたお手伝いさんが辞めたからだとか、様々な憶測がとびかいました。 また、なれないガス暖房器具を自ら操作したため、誤って事故死したのだという説も有力です。 いずれにしろ、真相は闇の中。 ミステリアスでセクシャルな雰囲気が漂う美的世界を追い求めた作家には、むしろお似合いかもしれません。 川端康成という作家、数々の日本の美を詠う作品を残しましたが、じつは食うために少女小説も多く書いていて、これがなかなか面白いのですよ。 当時良家の子女に大人気だった雑誌「少女の友」に発表された「乙女の港」では、当時男女交際が破廉恥な行為とされていたことから、女学生の上級生と下級生が特別な友人関係を結ぶという、いわば擬似恋愛のようなS(sisterの略)という関係性を描いた小説は面白かっ...
散歩・旅行

智の輪くぐり

今日は暖かくて気持ちの良い日でしたねぇ。 陽気に誘われて千葉市中心部を散歩しました。  60分100円という格安の時間貸し駐車場がソープ街の栄町に在り、千葉市中心部に行くときはそこに車を停めるのを常としていますが、いつもどうしてこんなにたくさんのソープランドが食っていけるのかと不思議に思うほど人けが無いのですが、今日はこれからご入浴のためお店に入る方、今まさにお上がりになってお店を出る方が大勢いらっしゃいました。 春ですねぇ。 発情期なんでしょうねぇ。 千葉中央公園では中年のロックバンドが往年の名曲をコピーしていましたが、ご覧になっているのは老人ばかり。 なんだか冴えない感じでした。 途中、北斗七星を祀る千葉神社に立ち寄りました。 本殿の横に古くて威厳のある天神社があるのですが、新学期ということで鳥居に注連縄が丸くめぐらしてあり、これを八の字にくぐると学業成就するとかで、今さら学業に関係のない中年おやじの私も、嬉々として八の字にくぐりました。 智の輪くぐりと称するそうです。 これで今さらながら学業が成就しそうです。 もっとも、学業などしていませんが。にほんブログ村人気ブログランキングへ...
社会・政治

太陽節

北朝鮮、ミサイル発射実験には痛快なくらい見事に失敗しましたが、金日成主席の生誕100年祭は盛大にお祝いするようです。 まさに今日が生誕100年の日。 北朝鮮では太陽節と呼ばれる祝日だそうです。 金日成主席です。 こうしてみると、孫の金正恩第一書記とよく似ていますね。 北朝鮮の国家予算は年間約57億ドルと聞きますが、今年の太陽節に約20億ドルを使うとか。 それじゃあ国として立ち行くはずがありません。 日本の今年度予算が96兆円、1ドル80円換算で1,200億ドルになりますから、北朝鮮がいかに貧乏かわかります。 しかもそのうち3分の1をお祭りでぱぁっと遣っちゃおうというのですから、気前がいいというか、景気の良い話です。 私が住む千葉県の今年度予算が約1兆6千億円と言いますからドル換算で200億ドル。 北朝鮮の国家予算は千葉県の年間予算の3.5分の1に過ぎないことになります。  それで強盛大国とは嗤わせます。 それだけの金で軍や警察、教育や公務員人件費などをまかなおうとするのはどう考えても無理がありますねぇ。 私がここ10年以上抱いている疑問は、なぜ北朝鮮人民は飢え死にの恐怖にさらされながら...
思想・学問

ブラック・デー

韓国でブラック・デーなる行事があることをご存知でしょうか? 私もつい最近知りました。 バレンタイン・デーの一ヵ月後、3月14日がホワイト・デー。 さらにその一ヵ月後の4月14日がブラック・デーだそうです。 これは、バレンタインデー・ホワイトデーのどちらも何ももらえず恋人ができなかった者同士が黒い服を着て集まり、チャジャン麺(麺に黒いあんをかけた料理)やコーヒーなど黒い物を飲食する日、だそうです。  かなり盛り上がりそうですねぇ。 それもやけくそ気味に。 上の写真のような毒々しい色の麺を食って祝う?んだそうです。 三大がっかり名物の一つ、伊勢うどんに見た目が似ていますね。 伊勢うどんです。 どうしてこのような日が出来たか知りませんが、恋人のいない者同士で盛り上がる気色の悪い、いや間違い、素敵な日ですねぇ。 こんな日があったら、私は毎年やけくそ気味に盛り上がれます。 今日はお隣、韓国で多くの寂しい、じゃなかった自由な男女がそれぞれに黒い食い物を食ってはしゃいでるんでしょうねぇ。 うらやましいかぎりです。 わが国にも輸入してほしいものです。にほんブログ村人気ブログランキングへ ↓の評価ボタン...
映画

雨の町

首都圏は朝から雨。 そんな暗い雰囲気のなか、「雨の町」を鑑賞しました。 ある田舎の山中で、内蔵の無い子どもの遺体が発見されます。 すわ、臓器売買かと、ゴシップ紙の記者が、現地に取材に訪れます。 そこで知った35年前の小学生集団失踪事件。 取材を続けるうち、小学生は冬の通り雨の後、戻ってきて家に入れろと懇願することを知ります。 しかし小学生たちは幼いまま、親を襲う化け物に変じていたのです。 全体に薄暗く重苦しい映像。 小学生たちのどこか悲しげな表情。 わけても小学五年生を演じた成海璃子の存在感には圧倒されます。 今数々の映画やドラマで活躍しているのもうなずけます。 それにしてもこの映画、ホラーのジャンルに入るのでしょうが、幼い姿のままのわが子を受け止めたら殺害されてしまうという親の切なさ、化け物に変じながらどこまでも愛くるしく、悲しげな子どもたち、映像の迫力、どれをとってもジャンルを超えた力を感じさせます。 こんな雨の日に、こんな切ないホラーを観たら、なんとなく、悲しい気分に捕らわれます。 「ペット・セメタリー」との類似を感じましたが、完成度は「雨の町」のほうが上でしょうね。 公開当時あ...
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