2012-05

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美術

エミール・ガレ

一昨年の今頃、目黒区美術館でエミール・ガレの生きた時代という展覧会が開かれました。 行こう行こうと思っているうちに展覧会は終わってしまい、その後忘れていました。 このほど某図書館でその時の展示図録を観る機会に恵まれ、改めてフランス、アール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸品や家具や調度品などの名品に酔いました。 トリステの花器です。 後に退廃的と称され、美術的価値が低いとされたアール・ヌーヴォーですが、この作品には退廃的な香りはしませんね。 むしろ花瓶の青の、その青さが際立って、何か霊的な感じがします。 一方こちらの置物は、悪趣味とさえ言える異彩を放っています。 むしろこちらのほうがアール・ヌーヴォーのイメージに近いかもしれません。燕文両耳付鶴首花器です。 こちらはまた、なんとも繊細な花器ですねぇ。 ぽきっと折れちゃいそうです。 燕たちがひそひそ話をしている図柄が可愛らしいですね。 なんと燕たち、墨で描かれているそうです。 新しい技法を生み出したのでしょう。 アール・ヌーヴォーは直訳すれば新しい芸術ということですから、19世紀末の芸術家たちは、競って新しい技法を生み出したのでしょうねぇ。...
社会・政治

愚痴

この記事はお金の愚痴です。 多分読めば嫌な気分になると思いますので、他人の愚痴など聞きたくないという方は、飛ばしちゃってください。  5月の給料から、政府が人事院の意向を無視して強行した国家公務員の給与7.8%削減が法人である私の職場にも適用されました。 びっくりするほど給料が落ちていました。 わが国の国家公務員や法人職員はデモも起こさず、よく素直に従っているものです。 もっとも私も素直に従っていますが。 私が就職する頃、公務員の給料といえば安月給の代名詞でしたが、いつの間にか公務員は高給取りと言われるようになりました。 不思議。 民間給与と比較して妥当な額になるよう、ここ数年は毎年給与減額の人事院勧告が出され、少しずつ、しかし確実に給与は落ちてきており、その上7.8%減は痛いですねぇ。 管理職は10%減だとか。 10%減というと、懲戒を喰らったのと同じような減額幅です。 しかし就職活動中の大学生へのアンケートでは、約半数が公務員になりたいもしくはなりたいと思ったことがある、と答えています。 安定志向といえばそれまでですが、今の新卒の給料では一人暮らしは相当無理があるでしょうね。 新卒...
社会・政治

野田総理VS小沢元代表

今日の午前中、野田総理と小沢元代表が会談をしたそうで、そのことがたいそうなニュースになっていますね。 同じ党の代表と元代表が会談することがニュースになること自体、民主党という政党のいびつさを表しています。 自民党の谷垣総裁と福田元総理や森元総理が会談したからと言って、ニュースになることなどあり得ません。 で、その会談、従来言われていたとおり、野田総理は増税と社会保障改革への理解を求め、小沢元代表はマニフェスト違反だとして拒絶したとか。 茶番と言おうかなんと言おうか。 普通偉い人同士が会談するときは、仮想敵国との会談でもないかぎり、事前に周到に根回しして、しゃんしゃんで終わるようにするもの。 それをまぁ、新聞に書かれてあったとおりの展開では、国民は呆れるほかありません。 見世物としても面白くありません。 これで野田総理は小沢一派を無視して増税に突き進み、小沢一派は離党する、というシナリオが始まるんでしょうかねぇ。 なんだか虚しいですねぇ。 それにしても政治家というのは因果な商売です。 選挙のたびに米つきバッタよろしくあっちにもこっちにも頭を下げてまわり、当選して出世しても、やることなすこ...
文学

宗教の自殺

亡父の蔵書から、エキサイティングな対談集を読みました。 宗教学者の山折哲雄と哲学者の梅原猛による、日本の宗教をめぐる対談集「宗教の自殺」です。 ちょうどオウムによる蛮行が世間をにぎわせていた時期に出版されたもので、前半はオウム真理教に対する分析が語られ、後半は仏教や神道、儒教などの宗教について語られています。 日本人にとっての善悪の問題、倫理観の問題、ニヒリズムの問題などが、広く浅く語られ、専門書のような難しさはなく、広く浅い知的な読み物に仕上がっています。 その中で、江戸時代までは仏教・神道・儒教などが渾然一体となった日本教とでもいうべき倫理感が日本人の行動を律し、明治以降は天皇を現人神とする国家主義的な考えが日本人の道徳律となり、まがりなりにも欧米におけるキリスト教のような国民全般を律する考えがあったが、戦後はそれらが破壊され、日本人全般を律する一般的な考えがなくなってしまい、欧米におけるようなキリスト教を柱としたうえでの個人主義ではなく、無軌道な個人主義がわが国を覆い、それは今なお続いているということが、危機意識とともに語られます。 さらには、神道の根本思想である、人間のみならず...
社会・政治

食人魔

中国のある村で、56歳の男が11人を殺害した罪で逮捕されました。 なんでもこの男、食人の風習を持っていたとか。 自分が食すのみならず、飼い犬の餌にしたり、ダチョウ肉と偽って市場で人肉を販売したりしていたとか。 怖ろしいですねぇ。 この男の部屋からは、酒瓶の中で蛇酒のように保存されていた人間の目玉や、天井からつるし干されていた人肉と思われるものが発見されたそうです。 ホラー映画を地でいくようなこの事件、当然中国でも大きな話題になっています。 パリ女子大生人肉事件の佐川一政と言い、フィクションですがレクター博士と言い、人肉食に異常な欲望を持つ人が、わずかではありますが、一定程度の割合で必ず存在するようです。 佐川一政など、事件の手記「霧の中」を書いてかせいだり、大学でカニバリズムについて論じたり、低級な雑誌に裸で登場して人肉に見立てた獣の肉を喰らったり、やりたい放題です。 あれでは娘を殺され、食われた両親はうかばれないでしょう。 私は繰り返し、このブログで異常な性欲を持った変態を取り上げてきました。 食人は、まず殺人があり、しかる後死体の解体があり、ついにはそれを食すという経過から見ても、...
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