精神障害 高齢者の自殺
わが国は年間の自殺者数が3万人を超える自殺大国です。 交通事故での死者数が年間1万5千人前後で推移していることを想えば、その多さがわかろうというものです。 特に65歳以上の高齢者が自殺者の40%以上を占め、老人には住みにくい国になっているようです。 私は30歳の時に職場の三つ下の後輩を、37歳の時に精神障害の自助グループの一つ上の先輩を、いずれも自殺で失いました。 身近な人が自殺で亡くなることほどやりきれないことはありません。 本来、人が自殺を決意しても、本能は全力でそれを止めようとするはずです。 私自身、うつがひどい状態だった時には、自殺はいともたやすく魅力的なものに思いましたが、おそらく本能が自殺の実行を思いとどまらせたものと考えています。 本能を超えるほどの強い自殺への意思というものは、どうして形成されるんでしょうね。 自殺者の4割を超えるという高齢者、その動機を調査した結果、最も多いのが健康問題、続いて経済的問題、さらに人間関係と続きます。 また、自殺する高齢者は、1人暮らしや配偶者との二人世帯よりも、子や孫と同居する大家族で暮らす場合が圧倒的に多いということです。 これはどう...