2012-05

スポンサーリンク
社会・政治

国恥記念日

1915年の5月9日、中華民国政府は日本からの対華二十一カ条要求を受諾しました。 主な内容は第一次大戦までドイツが山東省に有していた権益を日本が引き継ぐこと、満州鉄道の権益を99年間日本が独占すること、中華民国政府に日本人顧問団を置くことなどで、中国人は大いに憤慨し、この日を国恥記念日として記憶に刻み、いつの日か復讐をと誓ったようです。 当時の常識からみれば、帝国主義列強は多かれ少なかれ日本が要求したような権益を中国に対して保有していました。 だからこそ、上海には日本租界、フランス租界、英国租界、米国租界などが存在し、それら様々な異国情緒あふれる地域を舞台に、浪漫的な芸術や文学が生まれたというわけです。 現代の中華人民共和国は、中華民国とは縁もゆかりも無い、というより敵対してきた、ということを建前にしていますから、国恥記念日だからと言って派手に騒ぐこともありませんし、また現在中華民国を名乗っている台湾も、その親日的な国柄ゆえか、とくだん問題視することもありません。 しかし私は、当時の軍事力の差から、日本からの強引な要求を飲まざるを得なかったことをもって、これを国恥記念日として記憶してお...
文学

八田與一

わが国ではあまり知られていませんが、台湾総督府の技師として治水やダム建設で活躍した八田與一と言う人、台湾では大層人気があるそうですね。 私も小林よしのりの「台湾論」という漫画を読むまで知りませんでした。 今日が八田與一の忌日ということで、台湾では官民あげて彼の業績を讃えているそうです。 教科書にまでその偉業が紹介されているとか。 ちょうど一年前にはダム建設中に八田與一が住んでいた宿舎跡地を公園として整備し、八田與一記念公園と名付けたというから驚きです。 同じように日本の統治を受けながら、朝鮮半島と台湾で対日感情が極端に異なっていることはよく知られています。 もっとも、台湾も最初から対日感情が良かったわけではなく、日本が戦に敗れて台湾から撤退した後、中華民国国民党政権が台湾を支配するようになり、彼らの民度があまりに低く、相対的にかつての宗主国、日本への郷愁が高まったというのが本音のようです。 「台湾論」には中華民国の人々の信じられない行動が描かれています。 小学校や中学校の教師が、教室であろうと廊下であろうと所構わず痰を吐く。 水道の蛇口をひねると水が出ることに驚いて、金物屋に蛇口を買い...
文学

寄附

尖閣諸島の一部を購入すると宣言した石原都知事。 購入の足しにしてくれとの寄附が、一億円を突破したそうです。 頼もしいぞ。 わが日本人! 私は寄附と名のつく行為はしたことがありませんし、今後もする気はありません。 むしろとびおさんチャリティー基金でも作って、寄附してもらいたいくらいです。 でも私は、不治の病に苦しむ少女でもなければ、震災に苦しむ者でもありません。 一応、正職員として働いています。 寄附をする立場であって、寄附を受ける立場ではありません。 この上は宝くじやロト6で一攫千金を狙う他なさそうです。 それにしても金というもの、不思議なものです。 躁状態で派手に遣っている頃、金の心配などしませんでした。 しかし躁状態から脱して、倹約生活を始めたら、わずかな出費が痛いのです。 働けど働けど なお我が暮らし楽にならざり  じっと手を見る                                     石川啄木  私は石川啄木の歌を好みませんが、上の歌は哀感漂っていますねぇ。 大方のサラリーマンがそう感じているのではないでしょうか。 現代のサラリーマンは、昔で言えば水呑百姓、いや...
社会・政治

プーチン大統領返り咲き

今日ロシアではプーチン氏が4年ぶりに大統領に復帰するとか。 2期8年大統領を務めた後、3選禁止の規定により、メドベージェフ大統領を誕生させ、自分は首相におさまり、メドベージェフ時代に次の大統領から任期を6年、2期までと改めさせ、返り咲きに成功するや役職を交換するようにメドベージェフ氏を首相に任命しました。 これから2期12年やるつもりなんでしょうねぇ。 前の8年と合わせると、20年ですよ。 長すぎやしませんかねぇ。  なんだか変ですねぇ。 権力のたらいまわしなんてねぇ。 成熟した民主主義国家では有り得ない話ですが、正当な選挙を経た結果ですから、致し方ありません。 プーチン大統領の復帰で、とくだんわが国との関係性に変化が生じることは無いと思いますが、あまりに権力基盤の強い政権は、ロシアという国柄から考えても不気味です。 考えてみると、文学や芸術に関して、日本人はロシアを深く敬愛していますね。 文学ではドフトエフスキー、トルストイ、チェーホフなどなど。 音楽ではチャイコフスキーが有名です。 美術ではシャガールなど、ロシア・アヴァンギャルドの運動はわが国の美術家にも大きな影響を与えました。 ...
文学

Super Moon

昨夜はSuper Moonだったそうで。 恥ずかしながらそんこととはつゆ知らず、月を愛でることもなく、自宅で焼酎をかっ喰らっていました。 月の軌道が楕円形を描いているために起こる現象で、月が地球に接近したときに満月になると、Super Moonと呼ばれる巨大な月が観測されるそうです。 世界各地から、Super Moonの映像が届いています。 見事な月です。  圧倒されるばかりです。 建物と月の比率が明らかに奇妙ですね。 新古今和歌集にみられる藤原惟成の和歌に、 しばし待て まだ夜はふかし 長月の 有明の月は 人まどふなり と、いうのがあります。 これはいわゆるSuper Moonを詠んだものではないんでしょうが、もしかしたらSuper Moonなのかも、と想像することは、楽しいものです。 わがくにびとは、太陽神である天照大神を仰ぎ、国旗も太陽をあしらったシンプルで美しいデザインですが、なぜか風狂の世界に遊ぶ粋人は、太陽なんぞには眼もくれず、月の幻想美を追い求め、賛美してきましたね。 月見のために建てられた銀閣しかり。 卑近な例では、庶民が楽しむ月見の宴しかり。  わが民族が月を偏愛する...
スポンサーリンク