2012-05

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文学

忽然とわれ星となる

初夏の一日、頂戴した亡父の蔵書の中から、「日本の詩歌」全30巻など紐解いています。 先人の多くの詩歌に触れ、亡き人を友とするのは、じつに楽しいひと時です。 その中で、吉井勇の短歌に心奪われました。 吉井勇は伯爵家に生まれたわりには、いや、生まれたからこそ、どこか耽美的でいて、厭世的な歌を多く残しています。  寂しさの 極まるところ しら玉の 女身のほかに 欲(ほ)るものもなき ずいぶんストレートに女性を求める歌のようですが、女性を求めるのが肉欲なのか、あらいは寂しさのゆえなのか、意味深長な作りこみになっています。 忽然と われ星となる不思議など あれかしこの夜 あまり寂しき ずいぶん寂しがりだったのですねぇ。 でも星になっちゃうかも、なんて詠まずにいられない気持ち、なんとなくわかりますねぇ。 ひとり生き ひとり往かむと思ふかな さばかり猛き われならなくに 気弱な歌ですねぇ。 でも誰だって、お釈迦様が説くように、犀の角のようにただ1人歩め、と言われたら、戸惑っちゃうと思いますよ。思ふこと すべて違いぬ志 やや大にして せんすべもなし これはすべての凡人の魂の叫びでしょうねぇ。 だいたい...
文学

ウィッカーマン

1973年製作のカルト・ホラー「ウィッカーマン」を鑑賞しました。 2006年にはニコラス・ケイジ主演でハリウッド・リメイク版が作られているそうですが、そちらは観ていません。 スコットランドから寂れた離島に行方不明の少女の捜索にやってきた警部。 島の人々は英国国民でありながら、キリスト教を信仰せず、太陽神や他の神々を信仰する古い宗教を大切に守ってきました。 捜索を続けるうち、警部は島民が何かを隠していると感じるようになります。 やがて行方不明の少女は、次のメイ・デー祭りに生贄として捧げられるため、どこかに監禁されていると確信するようになります。 そして、衝撃のラスト。 欲深い神々に捧げられるのは誰か。 祭りでの島民の喜悦の表情が不気味です。 わが国の古い映画「神々の深き欲望」を彷彿とさせるような、どこか黙示的な映画でした。 お勧めです。ウィッカーマン 特別完全版 ロビン・ハーディ,クリストファー・リー,エドワード・ウッドワードスティングレイウィッカーマン ニコラス・ケイジ,ケイト・ビーハン,エレン・バースティンソニー・ピクチャーズエンタテインメントNIKKATSU COLLECTION ...
文学

悪そうな男

女性心理の謎の一つに、誠実で良い人そうな男より、悪そうな男に魅力を感じる、ということがあります。 悪そうということは、本当に悪い男である可能性が高く、そんなものとくっついても苦労するのは目に見えているようなもの。  で、テキサスの大学が、興味深い実験を行ったそうです。 排卵時期には、女性はホルモンの影響で悪そうな男を魅力的だと感じてしまうんだそうです。 ただ、なぜそうなのかは、まだ解明されていないとか。 で、結論。 良い人そうに見える男は排卵時期を避けてアプローチし、悪そうに見える男は排卵時期にアプローチすればよいということになります。 でもどうやって愛しいあの子の排卵時期を知れば良いんでしょうね。 さりげなくそういう情報を手に入れちゃうあたりが、悪い男の面目躍如なんでしょうか。 私は当然良い人然としていますから、排卵時期を避けなければなりませんね。 そうだったのですね。 私が女性にもてないのは、良い人然とした見た目のせいだったのですね。 あぁ、もう少し悪そうに生まれたかった。にほんブログ村人気ブログランキングへ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
文学

妖怪怪異

今日は昨日に比べて蒸し暑いですね。 暑くなると見聞したくなるのが、怪談話。 昔の日本人は、怪談を聞いて冷やっとして涼を取ったというから優雅なものです。 むしろ脂汗のようないやな汗をかくんじゃないかと思いますが。 現代ではエアコンが普及し、簡単に涼しい空気を味わうことができます。 現代に生まれて良かった。 わが国の怪談の世界で活躍するのは、圧倒的に若い女性が多いですね。 お岩さんだったり、お菊さんだったり。 どうも若い女というのは、どこか神秘的で怖ろしいもののようです。               こんなの出てきたらちびっちゃいますね。                  こちらはいかにも儚げです。     井戸の前に立っている所を見ると、井戸になげこまれたんでしょうか。貞子みたいですね。 平安時代には鬼や妖怪が跳梁跋扈していたんだとか。 現代ではトイレの花子さんのような学校に出没する妖怪怪異や、インターネット空間や携帯を媒介する幽霊などが、「携帯彼氏」や「携帯彼女」に生き生きと描かれています。 怪談も時代に合わせて進化するのですねぇ。 精神障害発症後、時折、この世のものではない人物に遭遇...
社会・政治

飲酒事故

小樽商科大学の19歳の1年生が、酒の飲み過ぎで亡くなったそうですね。 アメリカン・フットボール部のバーベキュー大会でのことだとか。 先輩による酒の強要があったのか、あるいは調子を出して1人勝手に飲んでしまったのか不明ですが、一昔前は毎年新入生が何人も酒の飲み過ぎで亡くなっていました。 一気飲みとかいう野蛮な風習が流行り、貴重な酒を無駄に蕩尽し、命まで失うという愚かな行為です。 大体他人に酒を飲ませて何が楽しいんでしょうか。 自分が飲むのは楽しいですが。 私はブログのタイトルにしているくらい酒を好みますが、もう二日酔いになるほど飲むことはありません。 というより入りません。 だからこそ、酒を好むのでしょう。 最後に二日酔いになったのはもう何年も前のこと。 でも学生時代はしょっちゅう二日酔いを経験しました。 その経験ゆえ、社会人になってからは酒量を抑えるようになったんでしょうね。 酒は1人か、あるいはよほど気の合う友人や家族などの少人数で、静かに飲むのがよろしいですねぇ。 大勢で酒を喰らって馬鹿騒ぎするなんて、面倒くさくて仕方ありません。 旨い酒をわざわざ不味くして飲むようなものです。 そ...
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