2012-05

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精神障害

感情と欲望の衰退

世にダイエット方法を伝授する書物や体重を落とすのに効果的なサプリメントなどがあふれていますね。 命に関わるほど肥満している場合には、脂肪吸引や胃の入り口を狭くしてしまう外科的療法まで行われています。 私も精神障害に罹患してから7年で20キロ増え、体脂肪や血糖値が基準値を超えてしまい、内科医から痩せるように言われてきました。 しかし、フルタイムで働きながら運動することは困難であり、食事を減らすのも苦痛で、減量は一向に進まず、せいぜい現状維持が精一杯でした。 ところが父親が亡くなってからわずか二ヶ月で、8キロも体重が落ちるという不思議な現象を前にして、人間精神の運動が向かう方向性というものに、玄妙さを感じずにいられません。 意志ではなく、感情と欲望が衰退したとき、放っておいても体重は落ちるのですね。 ズボンがぶかぶかになってしまいました。 血液検査の結果も正常に戻りました。 逆に、胃が小さくなってしまったのか、以前のようには入らなくなって困っています。 ラーメン一杯やざるそば一枚が多く感じられるのです。 昔はラーメンと半チャーハンとか、ミニ天丼とざるそばみたいな、いわゆる男飯を平気で食って...
映画

貞子3D

朝一番で車で15分ほどのシネコンに足を運び、話題の「貞子3D」を観てきました。 「リング」第一作はもう十年以上前になりますね。 テレビから貞子が飛び出す衝撃のシーンでは劇場内から悲鳴が上がり、一緒に観ていた女友達は私の手を強く握ってきました。  「リング」は小説としてベストセラーを飛ばし、テレビドラマでも高視聴率をたたきだし、映画も大ヒットしました。 「リング」はまさにJホラーの金字塔にして不朽の名作です。 そこから誕生したのが、最強のダーク・ヒロイン、貞子です。 もはや日本の有名な怨霊、平将門や菅原道真、崇徳院やお岩さんにも引けをとりません。 口裂け女やトイレの花子さんなど、足元にも及ばぬ恐ろしさです。 「リング」シリーズは「らせん」、「リング2」、「リング0 バースディ」と続々と続編が作られてきました。 ハリウッドでは「ザ・リング」というリメイク版が製作されました。 「貞子3D」は鈴木光司の原作「エス」をもとにした「リング」シリーズの最新作です まずは予告編をご覧ください。 本作は3Dの特徴と貞子の登場の仕方がマッチして、映像実験としてはなかなか興味深いものです。 パソコンのディス...
散歩・旅行

砂町銀座

爽やかな五月の土曜日、砂町銀座に散歩に出かけました。 ○○銀座のなかでは、都内では戸越銀座と並んで有名な商店街です。 道幅が狭く、商店が密集し、人口密度の高さでは日本一の商店街ではないでしょうか。 車を北砂の時間貸し駐車場に停め、歩き出しました。 砂町銀座の入り口には、怪しい看板が。 泥棒やスリが大勢いるんでしょうか。 気をつけなければ。 砂町銀座の入り口は華やかなものでした。 おでん種を売る店と焼き鳥屋が多かったですね。 焼き鳥屋の店先では、持ち込んだカンチューハイを飲みながら立って焼き鳥を食う地元民の姿も見られました。 アジア的混沌、という言葉がぴったり来る感じです。 お惣菜を何種類か買って帰ったので、夜はそれで一杯やるつもりです。 10,909歩。 かろうじて1万歩を超えました。にほんブログ村 人気ブログランキングへ ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
映画

ハンターズ

新感覚サスペンス「ハンターズ」を鑑賞しました。 郊外にある廃墟となった軍施設の要塞。 ここでは、密かに5人の男たちが人間狩りを楽しんでいます。 そのことにアフガン帰還兵の刑事が気づき、単身乗り込み、ハンター達と対決します。 この映画の斬新なところは、人間狩りを楽しむ極悪人たちの内面の弱さを丹念に描いたこと。 人間狩りの映画というと、ジェイソンにしろフレディにしろ、人間離れした怪物が登場するイメージがありますが、「ハンターズ」では、不眠症や自らが犯した悪事の悪夢に悩む男、妻との冷え切った関係性に苦しむ男などが登場して、犯人たちに感情移入しやすくなっています。 また、刑事と町を出たいと願う美女との淡い恋などが描かれ、寒々しくも美しい冬の田舎町を舞台に、この手の映画ではあり得ないロマンティックなBGMが流れ、一瞬、文芸映画と見まごうばかりです。 前半テンポが遅くてやや退屈ですが、要塞でのハンターたちと帰還兵の刑事との壮絶な闘いは見応え十分です。 観て損はない作品だと思います。HUNTERS スティーヴン・ウォーディントンビデオメーカーにほんブログ村 映画(オカルト・ホラー) ブログランキング...
文学

牧水先生

今日はなんだか肌寒いですねぇ。 初夏という感じはしません。 暑い真夏が来るのを怖れながらも待ち焦がれる、矛盾した私がいます。 蒼ざめし 額つめたく 濡れわたり 月夜の夏の 街を我が行く 若山牧水の和歌です。 月夜の夏、蒼ざめた顔で町を彷徨する歌人が目に浮かぶようです。 牧水先生のことですから、きっと酔った頭で、しかし頭の芯は冴えたまま、ふらついているのでしょう。 不気味な迫力を感じる秀歌です。 疲れはてて 帰り来れば 珍しき もの見るごとく つどふ妻子ら これも若山牧水の和歌です。 上の和歌とは別の歌集に載っていますが、続きだと思って読むことは、なかなか楽しいものです。 感傷的な深夜の散歩から酔眼で帰宅してみれば、珍しいお客様が来たかのように、妻子が集うというのです。 それだけ妻子を放ってふらついているのでしょうね。 芸術家の孤独な魂を感じずにはいられません。 飲むなと 叱り叱りながら母がつぐ  うす暗き部屋の 夜の酒のいろ 牧水先生、老母に叱られながらも酒を飲むという、ほのぼのした面もあったのですねぇ。 それにしてもお母さん、飲むなと叱りながらついじゃあいけませんよ。 われとわが 悩...
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