社会・政治 教え
高橋克也容疑者への取り調べが進むうちに、彼は今も麻原尊師への深い帰依心を失っていないらしいことが分かってきたようです。取り調べでは教えの話しばかりし、拘置所内ではオウム風のヨガのポーズで座り、瞑想にふけっているとか。平田信容疑者はオウム真理教の教えを棄て、東日本大震災以来のわが国の動揺から目を覚まし、自首しました。 菊池直子容疑者は自首まではしませんでしたが、オウムの教えは捨てた、と明言しました。 しかるに、高橋克也容疑者。 おそらく人生の大半をオウム真理教の大義に捧げ、凶悪犯となって指名手配されてからなお17年間も逃げていた彼にとって、オウム真理教を棄てることは、手足をもがれるような苦痛であるのでしょう。ある者は麻原批判を繰り返し、涙を流して反省することで自我の崩壊を防ごうとし、またある者は世間がなんと言おうと頑強におのれが信じる教えを守り、それにすがることによって精神の安定を保とうとする。そこには人間精神の不思議がたっぷり詰まっています。おそらく、彼らオウムの犯罪者たちは、第二次大戦後、国民こぞってあれほど熱狂したナチズムを完全否定し、ユダヤ人にひたすら頭を下げることでしか国際社会...