思想・学問 お身祓い
今朝、東大寺では、年に一度のお身祓いが行われたそうです。 要するに大仏のお掃除。 作業にかかる前、大仏の魂を抜く法要が営まれた後、白装束の僧侶や信者たちが、あるいはよじ登り、あるいはゴンドラでつるされ、あるいは命綱をつけて大仏を磨き上げたそうです。 作業中はもうもうと埃があがり、この埃をかぶると1年間無病息災だと信じられ、信者たちは進んで埃を浴びたとか。 そんなもの浴びたら喉をやられちゃいますよ。 東大寺には中学三年生の時修学旅行で初めて訪れ、その後何回か訪れています。 そのたびに、奈良時代のわが国の人々が、どんな思いで大仏を造営し、それを拝んだのか、不思議な気持ちになります。 国家の大事業ですから、無駄な公共工事だと思った者も多いでしょう。 また、この事業に関わることで解脱できると信じた者もいたでしょう。 静かに座るあの巨大な仏には、様々な当時の人々の思いが染み込んでいるようで、いつ観ても圧倒されます。 聖武天皇によって743年に大仏建立が発願され、752年、開眼法要が盛大に執り行われたようです。 工事に関わった者のべ260万人、現代のお金で4,657億円もの巨費が投じられたというか...