社会・政治 一億総貧乏
おとといは給料日でした。 就職してから10年くらいは毎年確実に給料が上がるのを実感でき、これがわが国の年功序列の良い所、平凡な能力しかなくても、長く勤めれば年相応に家庭を持ったり家を買ったりできるような制度設計になっているのだなぁと感心していました。 しかしここ数年、給料は下がる一方。 世の中景気の良い話は聞きません。 私が勤める手堅い公共団体の給料が見る見るうちに下がるのですから、これは他の業種でも同じこと、あるいはもっとひどいことが起きていると想像します。 かつてわが国は一億総中流と言われたことがありました。 貧富の差が少ない良い社会だったというわけです。 それが小泉構造改革以来、奇妙なことになってきました。 小泉改革を進めた連中は、努力した者が多くの収入を得られる社会を目指すと言っていたわけですが、それは正確ではありません。 努力したうえにずば抜けて運が良い人、もしくは単にずば抜けて運が良い人だけが高収入を得、こつこつ真面目に働いて社会を支えている多くの勤労者が馬鹿を見る社会だったと言わざるを得ません。 今もわが国は世界全体でみれば相対的に高い所得を得、豊かな暮らしを享受していま...