思想・学問 失文法症
失語症というのがありますね。 意味のある言語が発声できなくなるもので、皇后陛下が時折これにかかってマスコミを騒がせたりしています。 脳の障害により恒常的に失語症の症状を示す者、ストレスで一時的に失語症に陥る者などがあります。 一方、失文法症なる症例があることを最近知りました。 これは単語は話せるが、文法が滅茶苦茶というもので、例えば、私は朝食を7時に食べた、という文章を、7時、食べる、私、めし、などとしか話せないと言うものです。 2005年に亡くなった心理学者の宮城音弥の「日本人とは何か」に書かれていたものです。 宮城音弥という人、還暦を過ぎてからいわゆる超心理学の方面に興味をもったらしく、「超能力の世界 」や「神秘の世界 超心理学入門」などという著作があり、学生の頃興味深く読んだものです。 しかもお堅い岩波新書で出版されているから驚きです。 「日本人とは何か」は様々な観点から日本人の在り様を探っているもので、今、ちょうど半分くらいまで読み進みました。 これも亡父の蔵書から出てきたものです。 神秘主義や超能力を毛嫌いしていた亡父が宮城音弥の著作を持っていたことに驚くとともに、亡父の興味...