2012-09

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文学

国有後

東京都が進めていた尖閣諸島の購入、土壇場で国が買い取り額を吊りあげ、かすめ取ってしまいました。 石原都知事もさぞかしご立腹だろうと思ったら、意外とあっさりしていますね。 政府は国有化後も、これまで同様誰も立ち入らせず、港湾施設などの整備もしない方針のようです。 中国の過剰反応を怖れてのことのようですが、それでは多額の税金を投入して国有化した意味がありません。 国有化した以上、港湾施設の整備、警察官や自衛官の常駐は必須だと思われます。 大体どこの国でも口では威勢の良いことを言って相手を脅かすものです。 そんなことを一々真に受けていたら外交になんかなりません。 かつて台湾危機の際、今にも中国は台湾に軍を送りこみそうな勢いでしたが、米国が原子力空母を一隻派遣しただけで、急に大人しくなってしまいました。 国際社会は正義や理をもって動いているわけではなく、損得で動いています。 その損得を担保するのが軍事力であったり経済力であったりの、総合的な国家の力と、国家の強い意志です。 わが国も国際社会の一員である以上、それら無法の法とでもいうべきルールに従わなければ、国家として立ち行かなくなるものと思われ...
その他

なんで?

今日私のブログを見たというNHKの記者から、取材依頼のメールを受けました。 俳句についての取材だそうです。 研究者でもない私になんで? 素人の感想や思いを聞きたいなら受けても構いませんが、世の中には高名な俳人や俳句を研究する学者がたくさんいます。 そういう大先生に取材すれば良いものを、たまたま見つけたこのブログから、私を大層な俳句に詳しいおじさんだと勘違いしたものと思われます。 確かに私は過去、このブログで何度も俳句について書いてきたことは事実です。 でもそれはあくまで趣味の範囲。 ちょっと突っ込まれたら、あわわわわ、と口ごもってしまうでしょう。 それにしても、ブログにしてもFace Bookにしてもmixiにしても、思わぬ人が見ているものだと、空恐ろしくなりました。 逆に言えば、その怖ろしさがSNSの武器なんでしょうね。 その怖ろしさを利用して世論を動かそうとか、いけすかない奴を誹謗中傷しようとかいう輩がいっぱいいます。 SNSを利用する時は、何よりもまず礼儀正しく、他人を尊重して行わなければならないと痛感します。にほんブログ村 人気ブログランキングへ
文学

涼しい

今朝の出勤時、ずいぶん涼しくなったと感じました。 それでも日中はまだまだ暑いんですけどね。 昼間は冷房の効いた事務室にいるので、外に出るのは朝と夕方だけ。 涼しい時間帯しか外に出ないせいか、季節が一気に進んだような気がします。 春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり 道元禅師の和歌です。 季節をすべてわずか1首の歌に詠み込んだ、ちょっと変った歌ですが、私がとくに奇妙だとも、味わい深いとも思うのは、冬雪さえてすずしかりけりの部分です。  一般に雪が降るような時期は、寒いと表現するものだと思いますが、道元禅師はなぜか、すずしかりけり、と詠み、雪が好ましいもののように感じさせます。 これは実際に涼しいというより、冬の凛とした寒気の心地よさを表現しようとしたものだと思われます。  私は寒い気候が嫌いではありません。 清潔感や、身が引き締まるような感じが好ましく思えるからです。 もちろん、私が東京と千葉にしか居住した経験が無いことが大きく影響しているものと思われます。 首都圏の寒さはたかが知れています。 雪だってひと冬に一回か二回しか降りませんし。 それに比べて、首都圏、特に渋...
社会・政治

大臣の自殺

松下大臣が自殺しました。 現職の大臣が自殺したというのは、私が記憶するかぎり敗戦直後の大臣しか思い浮かびません。 一説のは女性関係のスキャンダル発覚を恐れたとも言いますが、本当のところはわかりません。 わが国は毎年30,000人以上が自殺する自殺大国。 東日本大震災の死者・行方不明者が合わせて19,000人弱だと言いますから、いかに自殺者が多いかがわかります。 自殺するというのは人間としてというよりも動物としての本能に反する行為ですから、よほどのことです。 私もうつ病を発症した当初、自殺に対する魅力を抑えることがなかなか困難でした。 自殺がいともたやすいことのように思えたのです。 それでも生還したのは、やはりどうしても怖ろしかったから。 その恐怖をやすやすと乗り越えてしまうほどの深い憂鬱、不安とはいかばかりでしょうね。 痛ましいかぎりです。  簡単に自殺者が減ることはないと思いますが、自殺するほど追いつめられたなら、逃げ出してほしいものです。 仕事が嫌なら休職するなり辞めるなりすれば良い。 学校が嫌なら登校拒否すれば良い。 家庭が嫌なら家出すれば良い。 どうせ必ず死ぬのですから、それを...
社会・政治

高齢引きこもり

引きこもりが社会問題になり始めて、もう20年以上が経ちますね。 当時はまだ20代か、せいぜい30代前半の若者の病理と考えられ、引きこもりから脱出し、仕事に就くにはどうすれば良いか、といことが盛んに論じられていました。 ところが今、引きこもりから脱せないまま、50代に突入する者が数多くいるそうです。 親も高齢化し、親は自分が亡くなった後、働いた経験が無いまま50代を迎えた子が、どうやって生きていけばいいのか、絶望的な気持ちになっているとか。 それはそうでしょうねぇ。 自室に籠もって魂の漂流を続け、永遠の思春期を生きてきたような人が、親が死んだからと言って途端に就職活動を始めるとは考えにくい上、仮に就職活動を始めても雇ってくれる会社を探すのは至難の業でしょう。 そこで最近、引きこもりをどう脱して社会復帰するか、ということはもはや諦め、永遠の思春期のまま、寿命尽きるまで生きるにはどうすれば良いか、という論点に変りつつあるようです。 その嚆矢となったのが、最近出版された「引きこもりのライフプラン」。 この本、良い悪いは別にして、じつに懇切丁寧に親の遺産がどれくらいならこうやって子が生きていける...
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