2012-10

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文学

海辺の光景

安岡章太郎の小説に、「海辺の光景」という佳品があります。 海の見える病室で、愛憎相半ばする母親の最後を看取る中年男の話です。 3月に父が亡くなってから、私はこの佳品のことをよく思い出します。 海辺と浅草寺の五重塔がよく見える父が亡くなった浅草寺病院の個室とでは、もちろん趣きが異なります しかしそこには、親を亡くすという根本的な類似があり、私にとって父を亡くした経験により、「海辺の光景」という小説は、切実な意味を持つものとなりました。 この小説の主人公は、どう見ても先が長くない母を見ながら、過去の思い出に浸ります。 それは決して良い思い出ばかりではありません。 私は父危篤の報を受け、浅草寺病院へ見舞いに行き、その数日後に、父ははかなくなってしまいました。 驚異的な生命力を持った男だと思い込んでいただけに、その呆気ない死は、私を呆然とさせずにはおきませんでした。 その後一ヶ月で、私は精神的ショックから食い物を受け付けなくなり、5キロ落ちました。 一ヶ月も過ぎると、生きている人間というのは都合よくできているものらしく、精神的ショックは感じなくなりました。 しかし、その後も体重はじわじわ落ち続...
その他

血液検査

明日は三カ月に一度の血液検査です。 8か月で20キロも痩せ、このところ血液検査の結果はオールA。 自信をもって臨めます。 私の腕は静脈があまり浮いておらず、血液を採取する際、看護師さんはいつもどこから採るか迷います。 私がいつもはここから採っています、と指さしても、ためらう人が多いですね。 でも結局、そこが一番マシだということが分かって、そこから採取されます。 ひどい時など五回も刺したり抜いたりを繰り返されたことがあります。 そうかと思うと涼しい顔で一発で採取を終える看護師もおり、なんでもうまい下手があるものだと、変に感心したりします。 元々は家族性の高コレステロールで内科通いを始め、10年くらいコレステロールを下げる薬を飲んでいますが、前回、下がり過ぎたため、朝夕1錠づつだったのが、朝1錠に減りました。 その影響がどの程度出ているかを見るのが今回の主眼です。 それと、酒の影響ですかね。 γーGTPは飲酒によって数値が上がりますが、私もこれがけっこう高かったのですよねぇ。 それが前回、全然酒を控えていないのに下がっていました。 脂肪肝だったのでは、と内科医は言っていました。 それが痩せ...
その他

Windows8

今日、Windows8が発売されたそうですね。 思えば1995年、Windows95が発売された時は狂騒的な騒ぎでした。 Windows95によって、ヘヴィ・ユーザーではない、一般のパソコン・ユーザーが爆発的に増えたものと思われます。 私の職場でも、Windows95以降、職員全員にパソコンが支給され、仕事のやり方は劇的に変りました。 その後、Windowsは頻繁にOSを更新し、今や8代目となるのですねぇ。 マイクロソフトの商魂はたくましいというか、バージョン・アップするごとに古いバージョンのメンテナンスを順次打ち切り、嫌でも新しいバージョンのOSを購入することになりました。 今、職場のパソコンも自宅のパソコンもWindows7です。 職場のパソコンは4年ごとに総入れ替えしていますが、自宅のパソコンは調子が悪くなるまで使っています。 今自宅で使っているDellの格安デスクトップ、現在のところ絶好調です。 マイクロソフトに踊らされるのは嫌ですが、近いうちにWindows7のメンテナンスも打ち切られるんでしょうねぇ。Microsoft Windows 8 Pro 発売記念優待版 (XP・V...
社会・政治

政界激震

石原都知事が、本日をもって都知事を辞職する、と表明しました。 普通に考えれば、おん年80歳の高齢から、完全引退して余生を楽しむのだと思うところです。 しかしこのおじいちゃん、いささか元気が有り余っているようで、大方の見方は国政復帰してたちあがれ日本や日本維新の会をバックに、総理の座を狙うようです。 これはもはや老害なんじゃないでしょうか。 石原先生、確かに他の政治家には無い信念や行動力を持っていることは確かなようです。 被災地のがれき受入れをいち早く表明したり、尖閣諸島を都が買おうとしたり。 今なお、血気盛んです。 また、祖国を愛する情熱は、他の政治家には感じられないものです。 それでも、年には勝てないと思います。 人の寿命はそれぞれですが、やっぱり80歳で総理を目指すというのは、どうかと思います。 選挙を経て過半数を得、あるいは他の党と連立を組み、といった手続きを踏めば、どうしたって5年やそこらかかるでしょう。 そうしたら80代後半になっちゃいますよ。 いくらなんでも気力も体力も衰えていることでしょう。 倅が自民党総裁選に敗れ、親ばかを卒業して、自ら総理に、ということなのでしょうが、...
社会・政治

地震予知裁判

このほどイタリアで、2009年のイタリア中部地震に際し、適切な防災警報を発動しなかったとして、防災庁附属委員会の委員7人に対し、最高禁錮6年の実刑判決がでたそうですね。 容疑は過失致死罪。 これ、重過ぎませんかねぇ。 イタリアといえば、昔のガリレオ裁判を思い出します。 地動説を唱えて有罪となった、あの裁判です。 これとの類似を感じずにはいられません。 そもそも相手は自然災害。 これを的確に予知することは現代の科学では不可能です。 こんな判決を出していたら、誰も地震予知の研究などやらなくなりますよ。
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