2012-11-25

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文学

秋思

今日も見事な秋晴れでした。 しかし私の心はどこか曇りがち。 三連休の最後だからでしょうか。 曇りがちの心を奮い立たせようとして、午後、近所を散歩しました。 昼までは風がなかったのに、午後になると冷たい風が吹き始めました。 つめたきは 風にありけり わがこころ 白布のごとく 吹かれたるかな    風を頬に受けて歩いていると、若山牧水のこんな歌が知らず知らずのうちに心に浮かびました。 私の心もまた、冷たい風に吹き飛ばされそうな気分になりました。 また、同じ歌人の、 骨と肉(み)の すきをぬすみて 浸みもいる この秋の風 しじに吹くかな という歌が続いて口をついて出ました。 白楽天の「陵園妾」でしたか、春愁秋思 という詩句があったように記憶しています。  辞書には、  春の日にふと感じる物悲しさと、秋にふと感じる寂しい思い。よい気候のときに、なんとなく気がふさぐこと。また、いつも心のどこかに悲しみや悩みがあること。  と、ありました。 人間にとって過ごしやすいはずの春や秋に、物悲しさや寂しい思いを強くするのはなぜでしょうね。 私は子どもの頃から、春愁は強く感じ、秋思はあまり感じませんでした。...
社会・政治

移民と子宝

このところテレビをつけても新聞を開いても衆議院選挙の話ばかり。 争点を見ると、消費税増税だとか年金だとか、金が無いということに起因することばかり。 日本国中金が無いの大合唱で、わが家の家計もじりじりと苦しくなっています。 これは要するに、人口問題に起因します。 少子高齢化が急激に進行中なため、お金を納める能力を持った現役世代が減り、給付を受ける高齢者が激増していることによるものでしょう。 国民の年齢構成比が激変し、しかし社会制度はそれに追いついていないからだと思われます。 しかしそうは言っても、結婚や出産は極めて個人的な事柄で、帝国主義時代のように国家が産めよ殖やせよと旗を振ることはできません。 若者にしたって、できれば長い期間気楽な独身生活を謳歌したいと思うのは当然で、まして親元に暮らして給料が全額小遣いになる者にとっては、まさしく結婚は墓場と感じるでしょう。 結婚というもの、一組の男女がなるべく離婚せずに添い遂げるように制度設計がなされており、結婚するより離婚するほうが多大なエネルギーを要します。 要するに互いの首に縄をかけ、夫婦が相互に束縛しあうという、いやらしい制度なのですね。...
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