2012-12

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文学

師走

早いもので、昨日から師走になりました。 かつて支払いのツケは大晦日までに精算することとされており、このままでは年が越せない、という言い様は、庶民感覚に合っていたものと思われます。 金策に走る寒い月だったのですねぇ。 冬ごもり 小ぜにをかりて 笑はるる 正岡子規の句です。 どこかユーモラスな感じを受けますが、精算すべき日の近くに小銭を借りるというのはよほどのことだったんじゃないでしょうか。 いそがしく 時計の動く 師走哉 こちらも同じ俳人の句です。 こちらは世間一般の慌しい師走というイメージに合っていますね。 現代では、借金をしていてもその返済期限は様ざまで、年末だからと特別慌てる必要はありません。 それはきっと人々の生活にとって良いことなのでしょうが、年内に厄介ごとは片付けて、清浄な気持ちで新年を迎えようと言うわが国古来の風習が廃れるのは寂しいような気もします。 もっとも、私が返済に窮するような借金を負ったり、ツケを持ったりしたことがないから言えることなのかもしれません。 我々サラリーマンにとっては、師走はボーナスが支給される嬉しい月でもあります。 ここ数年ボーナスは減少傾向ですが、そ...
社会・政治

米国上院決議

先般、米国議会上院が、尖閣諸島に対する攻撃が行われた場合、米軍は日米安保条約に基づいてこれに軍事的に対応する、との異例の決議を行いましたね。 中国の太平洋進出に対する強い牽制の意味が込められているものと思われます。 日本国民としては、たいへん心強い決議です。 現在の彼我の戦力差に鑑みると、中国が尖閣諸島に武力で侵攻してくる可能性は極めて低いでしょう。 中国は大陸国家の常で、陸軍は強大ですが海軍はそれほどでもありません。 逆にわが国は島国の常で、海軍力は世界有数です。 海で戦うことは中国の嫌うところでしょう。 まして米軍をも相手にしなければならないとなれば、中国は短期的には武力行使に打って出ることはないと思われます。 しかし、先のことはわかりません。 五年、十年と経つうちに、中国は海軍力を強め、日米同盟恐るるに足らずと思えば、躊躇なく侵略行動に出るでしょう。 ちょうど今、南シナ海でフィリピンなどがいいようにやられているように。 フィリピンには海軍とは名ばかりのオンボロ船が数隻あるだけですから。 今のところ中国は米上院の決議にとくだんの抗議をしていません。 これもひとえに、米軍を恐れてのこ...
映画

REC/レック3 ジェネシス

スペイン製POVゾンビ感染物の名作「REC/レック」シリーズの最新作「REC/レック3 ジェネシス 」を鑑賞しました。 前2作は都市部のアパート内部で起き、周囲を軍や警察に封鎖されているため、すぐそこに助けが来ているのに惨劇が繰り広げられる、というもどかしさとPOVならではの緊迫感がありました。 最新作は前2作と同じ時期に別の場所でゾンビ感染が起こるという筋立てになっています。 その場所とは、森の中のお城。 そこで盛大に結婚披露宴が行われ、その最中に新郎の叔父さんがゾンビ化するのです。 一応、披露宴の前に犬に噛まれて病院で手当てを受けたと言っていたので、それが原因なのでしょう。 最新作ではもうPOVの手法は止め、むしろコメディタッチのホラー・アクションに仕上がっています。 友人や親戚などの招待客が次々とゾンビ化する中、新婦は純白のドレスを引きちぎり、物置にあったチェーンソーを武器に怪物じみた戦いぶりを見せます。 チェーンソーで友人の首をちょん切ったり、頭から縦に体を割いちゃったり。 そうかと思うと後ろから襲ってきたゾンビを回し蹴りにし、ハイヒールで目玉を突き刺して蹴り一発で倒したり。 ...
映画

セルビアン・フィルム

今日から師走ですね。 師走らしい寒い日を迎えています。 そんな中、不快度満点の「セルビアン・フィルム」を観ました。 ミロシュはセルビアの元ポルノ・スター。 精力絶倫を売りに、数々のポルノで活躍してきました。 今は結婚して子供もでき、ポルノの仕事をしていません。 しかし、お金は欲しい。 そんな中、かつて共演したポルノ女優から、高額の報酬を示され、製作者と会います。 製作者はもともと心理学者ですが、何やら怪しい闇組織に属し、海外の市場向けに彼曰く芸術的ポルノ映画を作って売っています。 その芸術的ポルノ映画にミロシュを誘うのです。 ただし、台本も与えられず、あらあらの内容さえ聞かされず、ただ自然体でポルノ男優としての仕事、すなわち、見せるセックスをすれば良い、と言うのです。 奇妙だと思いながら高額の報酬に釣られて引き受けるミロシュ。 仕事が始まると、これでもか、というほどのセックスと暴力描写の連続になります。 平たく言えば極端なSMですね。 女優が死んじゃうほどです。 ミロシュはもともとノーマルなポルノ男優なのですが、性欲増進剤を打たれ、まさに獣のごとく性交を求めます。 嫌な感じがする不快な...
社会・政治

パレスチナ国家

先般、国連でパレスチナがオブザーバー組織からオブザーバー国家へ昇格することが承認されました。 反対が9票。 イスラエル・米国・カナダなどです。 棄権が41票。 英国などです。 賛成が138票。 圧倒的多数ですね。 私はわが国も米国に同調して反対にまわるのではないか、反対しないまでも棄権するのではないかと危惧していましたが、フランスなどともに賛成票を投じました。 国連では、よく米国は4票持っている、などとからかわれます。 いつも米国に追随するカナダ・日本・英国の3票が米国票に加わるからです。 しかしこのたびは、わが国は賛成、英国は棄権と、米国に追随しませんでした。 ことほどさように中東問題は複雑ということでしょうか。 過去においても、オイル・ショックの時など、わが国は油の確保に奔走し、米国とは違った外交を展開、中東諸国の元からの親日感情もあって、油の確保に成功しました。 もちろん、米国は嫌な顔をしましたが、わが国も独立国である以上、なんでもかんでも米国追随というわけにはいかないでしょう。 パレスチナの民はお祭り騒ぎで喜んでいますが、イスラエルの報道官が言うように、朝になれば何も状況に変化...
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