2013-01

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文学

黒田夏子なる75歳のおばあちゃんが、このほど最高齢で芥川賞を受賞したそうです。 芥川賞・直木賞の本来の目的は、有望な新人作家に賞を与えるというものでした。 ここ30年ばかりは、新人作家と言うよりは、若手のそこそこ売れている作家に与える賞というふうに性格が変わってきました。 しかし黒田夏子という人、メジャーな雑誌に発表した初めての作品が芥川賞を受賞したということで、芥川賞本来の意味あいと合致しています。 異色なのは、75歳という高齢だけです。 私は精神障害に苦しめられた過去を持ちつつ、今ではほぼ完治しています。 しかしうつ病は別名泣き病と言われるごとく、時折、ひどく涙もろくなります。 75歳の芥川賞受賞を聞いて、日頃忘れている父の死を思い出し、少し、泣きました。 父は昨年の3月に亡くなりましたが、72歳でした。  父は子どもの頃に親、私からみた祖父を亡くし、寺を維持していくのにひどく苦労したそうです。 しかし20代後半で住職におさまってからは、宗門で事務方のトップにまで上りつめ、面白おかしい人生だったと思います。  私が精神障害を患ってからは、とくに私を気にかけてくれ、差しで6時間も飲ん...
社会・政治

中国の大気汚染

中国の大気汚染が深刻なようですね。 北京の様子です。 ニュースでは数十メートル先が見えないとか、肺や喉をやられる人が後を絶たないとか。 原因は車の激増と、工場がコストが上がるのを嫌って空気を浄化する装置をつけていても稼働させていないことが大きいとか。 切ないのは、空気を浄化する装置の多くが日本の環境ODAで設置されたこと。 彼らにとっては宝の持ち腐れとなってしまったようです。 北京などでは、発がん性のあるPAHs(多環芳香族炭化水素)の数値が先進国の十数倍から二十数倍と言うから怖ろしい。 さらに怖ろしいのは、これから春になると飛んでくる黄砂でしょうねぇ。 九州や中国・四国のみならず、関東地方にまで汚染された空気とともに黄砂がわが国を襲います。 わが国も高度成長期、大気汚染や公害が深刻化しました。 私が小学生の頃など、両国橋辺りを歩くと隅田川が臭かったものです。 それが今では、すっかり臭わなくなりました。 公害も、深刻な事例が新たに発見されることはほぼ無くなりましたね。 発展の途上でそれらの問題が発生するのはいずこの国も同じですが、中国の場合、何しろ広くて頭数が多いうえ、役人や政治家の汚...
文学

薮入り

江戸から大正時代くらいまで、薮入りと呼ばれる日が年に2回あったそうですね。 1月16日と7月16日。 この日は奉公人が休みをもらい、実家に帰ることが許されたそうです。 奉公先からきれいな着物を借り、小遣いを貰って実家に堂々と帰れるうれしい日だったようです。 実家が遠くて帰れない奉公人は、芝居を観に行ったりして薮入りを楽しんだようです。 大正時代にはこの日は活動写真が大混雑したとか。 やぶ入りの かくしかねたる 白髪哉 小林一茶の句です。 なんだか苦労がにじみ出ているようで、切ないばかりです。 薮入の 田舎の月の 明るさよ  高浜虚子の句です。 なんとも解放感があって良いですが、それも一日かぎりのことと思うと、現代を生きる私たちにはやっぱり切ない。 薮入や 母にいはねば ならぬこと  これも同じ俳人の手によるものですが、こちらはなんだか意味深ですねぇ。 母親に言わなければいけないこととは何でしょう。 良いことか、悪いことか。 句の印象は悪いことを暗示させます。 そんな年の薮入りは目出度さも中ぐらいといったところでしょうか。 それにしても休みが年に2回とは切ないですねぇ。 しかも1日だけ。...
文学

追悼 大島渚監督

大島渚監督が80歳で逝去された、とのニュースが飛び込んできました。 もう10年以上、言葉もろくに話せない状態で闘病中とのことでしたから、致し方ない仕儀とはいえ、残念です。 大島渚監督といえば、なんと言っても世界に衝撃を与えた「愛のコリーダ」でしょうねぇ。 阿部定事件に取材した、全編性交シーンだらけのポルノまがいの作品でしたが、ポルノとは全く違った、上品で性欲を刺激しない作りになっていました。 公開時、私は小学生でしたので、劇場で観たことはなく、長じてビデオで鑑賞しました。 長い性交シーンよりも、世捨て人のように生きながら、狂気ともいうべき激しさで愛人との性交に溺れる主人公が、着流しにつっかけ姿で歩いている時、偶然軍隊の行進と行き会い、汚いものを見たとでも言うように目をそらして小走りで去っていくシーンが印象的でした。 社会のために生きざるを得ない軍人と、おのれ一人の欲望に生きる男との対比が見事でしたねぇ。 中学生の頃、「戦場のメリークリスマス」というのが話題になって、映画館に足を運びましたが、こちらはなんとなく物足りなかったことを覚えています。 1999年には最後の作品となった「御法度」...
仕事

今日も

忙しい一日が終わりました。 9時から入試の一次合格者原案作成のための打合せ。 10時半から入試委員会で一次合格者原案作成。 13時から教授会で一次合格者決定。 合格者を本部に報告。 15時から博士論文公開審査会。 今、18時。 やっと今日のスケジュールが終わりました。 こんな日が断続的に三月末まで続くんですねぇ。 いやになります。 しかも朝は昨日の雪のせいで車が使えず、凍った道を駅まで歩き、登山靴を履いていったのですが、何度も転びそうになりました。 でも今日一日晴れたおかげで、明日は車でも大丈夫そうです。 不思議なことに、私の精神は安定しているどころか、忙しさを楽しんでいます。 役に立っていることが実感できるからでしょうか。 こういうことは今までなかったことです。 大抵は忙しいと気分が沈んでいましたから。 これが精神障害を経験した者の強みかもしれませんねぇ。にほんブログ村 人気ブログランキングへ
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