文学 新八犬伝
さきほどNHKアーカイブスという番組で、1973年ごろ放送された人形劇「新八犬伝」の総集編を放送していました。 江戸の戯作者、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」を下敷きにしたものです。 坂本九の語りがべらぼうにうまかったですねぇ。 講談のようでもあり、浪花節のようでもあり、歌舞伎のセリフのようでもある、七五調の名調子です。 坂本九というとポップスの大御所というイメージが強いですが、実際は三味線や長唄、民謡などで音楽を学んだとかで、本来は邦楽の人なんだそうです。 だから講釈師も真っ青の語りができるんですねぇ。 私は小学生の頃、子ども向けに現代語訳された「八犬伝」を読みました。 江戸時代、大ベストセラーとなった伝奇エンターテイメントの大作ということで、非常に面白く感じました。 山田風太郎みたいな感じですかねぇ。 中学生になって、滝沢馬琴の創作の秘密に迫る「戯作三昧」という芥川龍之介の小説を読みました。 こちらは文学作品ですが、芥川龍之介が滝沢馬琴の胸中を推し量り、それに共感している様子がよく出ていました。 私は6歳の頃初めて「ドラキュラの歯はない」というお話を広告の裏に書いて以来、たびたびお話...