2013-02

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社会・政治

金嬉老事件(きんきろうじけん)

1968年の今日、いわゆる金嬉老事件(きんきろうじけん)が発生しました。 私が生まれる前年のことです。 事件の発端は、借金トラブルがもとで暴力団員2人を射殺したこと。  その後ある温泉旅館で宿泊客・従業員あわせて13人を人質に立てこもり、カービン銃やダイナマイトで武装してその様子がテレビ中継され、わが国初の劇場型犯罪として大きく取り上げられました。  金嬉老は人質釈放の条件として、在日韓国・朝鮮人への警察などによる差別的行為への謝罪を要求。 それ以外にとくだんの要求を出さなかったことから、母国、韓国では朝鮮人差別に抵抗した英雄として扱われることになりました。 裁判では無期懲役が確定しましたが、1999年に70歳で仮釈放となり、わが国へ永久に入国しないことを条件に韓国に帰国しました。 これだけ見ると義賊のようにも感じますが、この人、少年の頃から犯罪を繰り返し、少年院や刑務所にたびたび収監されているのですよねぇ。 帰国後、1979年に獄中結婚した女性と同居していましたが、2000年、夫人は金元受刑者に韓国政府が支払った多額の生活定着金を持って逃走、逮捕されたそうです。 さらに、同じ年、金嬉...
社会・政治

アルビノ

アフリカのタンザニアで、アルビノの7歳児が襲われ、腕を切り取られるという事件が発生したそうです。 幸い命に別条はないようです。 日本では一般に白子などと呼ばれるアルビノ(先天性白皮症)。 先天的に皮膚も髪も真っ白な疾患です。 わが国でも時折見かけますね。 白人社会ではもともと白い人ばかりなのでそれほど目立たないと思いますが、有色人種、特に黒人社会では目立つでしょうねぇ。 顔つきは黒人で皮膚は真っ白というわけですから。 で、私はてっきり病気に対する差別などが原因で襲われたのかと思いきや、さにあらず。 タンザニアや周辺のアフリカ諸国では、アルビノの肉体の一部が強力な魔よけになると信じられているため、高額で売買され、ゆえにアルビノを襲って体の一部を切断するという事件が後を絶たないのだとか。 おそらく極めて珍しい外見であることから、神秘的な力があるように思われちゃってるんでしょうねぇ。 アルビノにとっては甚だ迷惑な話です。 わが国でも身体障害者を神聖視する風習をもつ村落が存在しますし、かつてわが国で生贄を捧げていた頃、生贄に捧げる一年前にくじ引きで生贄になる者を決め、決まると片目をえぐってその...
文学

雨水

昨日は二十四節気の一つ、雨水(うすい)だったのですね。 「暦便覧」には、陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり、と記されています。 確実に春が近付いているのですねぇ。 野も山も 冬のままじゃに 春の水   与謝蕪村の高弟、高井几董の句です。 今では忘れ去られた感のある俳人ですが、ほのぼのとした秀句を残していますねぇ。 この時季にふさわしい句です。 この人の春の句というと、 水に落ちし 椿の氷る 余寒かな を思い出します。 余寒というのが寒さのなかに春を感じさせます。  さらに、 むらさきに 夜は明けかかる 春の海 というのがあります。 こちらは壮大で美しい、一幅の絵のような感じが浮かびますねぇ。 どちらも味わい深い句だと思います。 もういい加減寒いのは勘弁してほしいですねぇ。 花咲く春の暖かさが待たれます。にほんブログ村 人文 ブログランキングへ
社会・政治

伊能図の威力

恥ずかしながら今日まで知りませんでした。 黒船来航の11年も前に、幕府はこのことあるを予想して館山などの東京湾への入り口に砲台を設置していたのだそうです。 黒船来航というと、唐突にやってきて、幕府も朝廷もびっくり仰天して上を下への大騒ぎをしたような印象をもっていましたが、鎖国中とは言いながら、幕府は海外の状況を知っていたのですねぇ。 そしてペリーが一年後にまた来る、と言ってとっとと帰ってしまった最大の理由は、伊能忠敬が作成した日本全図を見たからだとか。 当時アジアの国々が作る地図というのは、なんだかぼんやりしたもので、精確ではなかったのに、伊能忠敬の作った日本地図は極めて精巧にできており、戦争になれば精確な地図を持っていることは絶大な威力を発揮することを知っていた軍人であるペリーは、このような技術を持った国がアジアに存在していたことに驚くとともに、軍事力も強いのではないかと勘繰り、ひとまず引き上げたそうです。 伊能忠敬、Good Job! しかし幕府は幕府で、現れた黒船を見て、想像を絶する巨砲を備えていることに驚き、館山などの砲台ではとても太刀打ちできないことを悟り、当面の危機を回避す...
文学

新八犬伝

さきほどNHKアーカイブスという番組で、1973年ごろ放送された人形劇「新八犬伝」の総集編を放送していました。 江戸の戯作者、滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」を下敷きにしたものです。  坂本九の語りがべらぼうにうまかったですねぇ。 講談のようでもあり、浪花節のようでもあり、歌舞伎のセリフのようでもある、七五調の名調子です。 坂本九というとポップスの大御所というイメージが強いですが、実際は三味線や長唄、民謡などで音楽を学んだとかで、本来は邦楽の人なんだそうです。 だから講釈師も真っ青の語りができるんですねぇ。 私は小学生の頃、子ども向けに現代語訳された「八犬伝」を読みました。 江戸時代、大ベストセラーとなった伝奇エンターテイメントの大作ということで、非常に面白く感じました。 山田風太郎みたいな感じですかねぇ。 中学生になって、滝沢馬琴の創作の秘密に迫る「戯作三昧」という芥川龍之介の小説を読みました。 こちらは文学作品ですが、芥川龍之介が滝沢馬琴の胸中を推し量り、それに共感している様子がよく出ていました。 私は6歳の頃初めて「ドラキュラの歯はない」というお話を広告の裏に書いて以来、たびたびお話...
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