2013-03-10

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文学

邪宗門の徒

今日は昨日と打って変わって静かに家内にて過ごしました。 今日も気温は高けれど、強風吹きすさび、明日からの仕事の明け暮れに暗い影を落とし、私の心は陰鬱に沈みました。 陰鬱を晴らすのに、運動、酒、寝逃げなどさまざまな方法がありますが、最も即効性があり、しかしその場しのぎでしかない、かねて親しみ続ける詩歌へと逃避しました。 我らは神秘を尊び、夢幻を歓び、そが腐爛したる頽唐の紅を慕う。 哀れ、我ら近代邪宗門の徒が夢寝にも忘れがたきは青白き月光のもとにすすりなく大理石の嗟嘆也。 明治末期、北原白秋が発表して当時の詩の愛好者を驚愕せしめた「邪宗門」の冒頭部分の一部です。 邪宗門とはキリスト教のこと。 当時、西欧の浪漫文学にかぶれた北原白秋が、キリスト教徒という意味ではなく、キリスト教をバックボーンに持つ西欧の文化に心酔する者というほどの意味で、我ら近代邪宗門の徒、と名乗ったと思われます。 この詩集の冒頭部分にかくのごとき一文を高らかに示したことに、耽美主義を標榜する北原白秋の高揚が感じられ、熱にうかされたかのような後に続く詩の数々を予感させます。 この自己陶酔にも似た詩編は、冷静な時であれば鼻につ...
社会・政治

お隣

中国の楊外務省が記者会見で、相変わらず太平洋の覇権を目指す勇ましい発言を繰り返したそうです。 お隣に中国のような100年遅れの帝国主義国家みたいなのがあると、わが国としてはたいへん迷惑です。 わが国は戦後、敗戦国という負い目から、政治的にも外交的にもひたすら大人しくし、その代わり自由競争が建前の経済発展を目指すという国策を遂行してきましたから、世界最大にして最貧国といわれたかつての中国が、今のような形でわが国の脅威となることを想定していませんでした。 先日、私の職場に三ヶ月滞在した中国人研究者を駅までお見送りした際、「今度北京にきてください」と言われました。 冗談言っちゃいけません。 あんな空気の汚い町に行けるはずがありません。 私の職場には中国人や韓国人の研究者が頻繁に訪れますが、一人一人は極めて紳士的で、報道で目にする人々とは大分違います。 また、韓国に5年間留学したという日本人研究者に聞いたところ、一般庶民は別に反日でもなんでもなく、日本人だからという理由で嫌な思いをしたことは一度も無い、と言っていました。 騒いでいるのは一部活動家だけだとか。 わが国でマイクを向けられたら誰でも...
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