2013-03-15

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思想・学問

人生がもったいない?

ある時、40歳を過ぎた女性が、働いた経験もなく、独身を貫き、裕福な親と同居し、多額の小遣いをもらい、スポーツや旅行、芝居や美術鑑賞を楽しんでいる姿を紹介したテレビ番組を放送していました。 それを一緒に観ていた父が、一言、「人生がもったいない」と呟きました。 私は父とは真逆の感想を持ちました。 素晴らしい人生だ、と。 私は食うためにつまらぬ宮仕えに耐え、惚れた女と暮らすためには常識的に籍を入れるのが効率的だと思ってそうしました。 しかしそれが、私に幸福感をもたらしたかと言えば、大いに疑問であると言わざるを得ません。 なるどほど、私は手堅い職場に就職し、安月給ながら食う心配はありません。 また、この人ならば、という相手と入籍し、家庭を築きました。 しかし私は、これらこの世を上手に渡っていくための方途を自ら選んだことに、激しい後悔を感じます。 乞食をやったって食っていくことはできましょう。 家庭を持つなど、自ら重い荷物を背負うようなもので、賢明な者のすることではありません。 要するに私は、おのれ本来の深い欲望よりも、世間体だとか、常識だとかを重視したわけです。 なんという俗物。 私は俗物を馬...
文学

ババ抜き

昨夜はババ抜きを題材にした心理サスペンス「ジョーカー・ゲーム」を鑑賞しました。 「バトル・ロワイヤル」以降、「カイジ」、「ライアー・ゲーム」に続く、生き残りを賭けたゲームを行う和製心理劇です。 予告編をご覧ください。 文部科学省の特別教育プログラムにより、ランダムに選んだ高校のあるクラスの生徒が山中の廃校で四日間の合宿を行います。 目的は次世代のリーダーとなるべく、権謀術数、指導力、人間関係などを学ばせる、というふれこみです。 ルールは簡単。 クラス全員でババ抜きをやるのです。 最後までジョーカーを持っていたものが負け。 負けた者がどうなるか、分からずに初日のゲームが始まります。 和気あいあいとゲームを始める少年少女たち。 ゲームが終わり、敗者が確定すると、突然警備員数名が教室に入ってきて、敗者に何やらを注射。 敗者は泡を吹いて倒れ、警備員に連れ去られます。 先生の説明によると、運が弱く、ジョーカーを誰かにひかせる知恵も無いような者は、将来が心配なため、矯正施設に送られるんだとか。 震え上がる生徒たち。 あと3日、このゲームを続けなければなりません。 このゲームには、契約システムという...
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