2013-04-04

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文学

尊属殺人

先般、19歳の無職の少年が43歳の母親を殺害してバラバラにする、という事件が世間を騒がせましたね。 少年は容疑を認め、2人で生活し、依存や憎しみ、失望感があり、それを断ち切りたかった、と供述しているとか。 近所の人の話では、仲の良い母子家庭に見えたそうです。 また、少年は、母親を殺したとき、何も感じなかった、と言っているそうです。 わが国ではかつて、殺人罪よりも重い罪として、尊属殺人罪というものが存在していました。 殺人罪で課される刑は、3年以上の有期刑、または無期懲役、または死刑です。 しかし尊属殺人罪は、自分及び配偶者の一親等の尊属、つまり親ですが、これを殺した場合、無期懲役または死刑が課される、と定められていました。 つまり親殺しは特別重い罪だというわけです。 1973年、ある尊属殺人がきっかけで、尊属殺人罪は法の下の平等を定めた憲法に違反する、との判決を下しました。 時代は下って1995年、尊属殺人罪は廃止されました。  遅きに失した感はありますが、まずは良かった。 1979年、都内有名私学に通う16歳の男子高校生が、祖母を殺害した後自殺するという事件が起きました。 自分をエリ...
文学

おかまの日

4月4日はおかまの日。 3月3日が女の子の節句で5月5日が男の子の節句ということで、その真ん中がおかまの日とは、子供じみた発想ですねぇ。 一言でおかまといっても、「同性愛者」、「女装趣味の者」、「同性愛者向けの性風俗の職にある者」、「水商売(芸能を含む)の職にあり演じている者」、「言葉遣いが女性的な者」、「性同一性障害者」など、実際には様々な概念を包含しており、その実態は定かではありません。 なんとなく、なよなよしていて女っぽい男と、というイメージが一般的でしょうか。 ビート・ジェネレーションの代表的作家、ウィリアム・S・バロウズにそのものずばり、「おかま」という小説があります。 妻とウィリアム・テルごっこをやっていて誤って妻を射殺した後、両性愛者であった彼が同性の恋人との切ない関係を描いた作品で、独特の読みにくい文体が魅力です。 この人は麻薬中毒のジャンキー野郎で、あまたの幻想的といおうか、悪趣味な小説を書いてきました。 クローネンバーグ監督によって映画化もされた「裸のランチ」が私のお気に入りです。 バロウズの自伝的作品で、執筆中、タイプライターが巨大な口を開けてべらべらしゃべるシー...
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