2013-06-02

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文学

今から思えば

今から思えば、あなたがワーグナーの、シンフォニーを聴きはじめたのが、二人の別れていく、印になった。 さだまさしの「シンフォニー」に見られるフレーズです。 それこそ、今から思えば腹に落ちる歌詞であると言わざるを得ません。 男がシンフォニー、わけてもワーグナーのシンフォニーを愛好し始めたなら、もはや男女の関係は切れる他ないでしょう。 ワーグナーの音楽がどれほど男を魅了し、この世ならぬ世界に導くかは、あまりにも明白です。 ナチがワーグナーの音楽を常に宣伝に使ったことは歴史的事実で、第二次世界大戦の敵であった米軍でさえ、ベトナム戦争の際には、兵士の士気高揚にワーグナーの音楽を多用しました。 映画史上最高の戦争映画である「プラトーン」においては、歴戦の勇士である兵士が、基地で、一夜、酒とマリファナに溺れる場面があります。 明日をも知れぬ身であればこそ、酒やマリファナに溺れる気持ちも分かりますが、それを国家が出来ようはずもないので、せめてワーグナーの音楽で兵士の気分を盛り上げたというわけでしょうか。 はるか昔、23年も前のことで、もはや時効でしょうから、あえて告白しますと、私は一度だけ、酒とマリフ...
映画

イノセント・ガーデン

午後は近所のシネコンに出かけ、話題のサイコ・サスペンスにして家族愛のドラマでもある佳品、「イノセント・ガーデン」を鑑賞しました。 これはなかなか上質で気品あふれるサスペンスで、雰囲気は抜群でしたが、ストーリーはやや平凡な感じがしました。 また、原題が「Stoker」なのになんで邦題を横文字の「イノセント・ガーデン」にしたのか不明です。 もっとも、これを例えば「無垢な庭園」とでもして、完全な日本語訳のタイトルとすれば、あるいは原題よりも趣き深いものになったかもしれません。 まずは予告編をどうぞ。 静かな森の中の豪邸で暮らすインディアと両親、それに家政婦。 インディアの18才の誕生日に、父親は謎の事故死を遂げます。 学校一の優等生であるインディアですが、彼女は大のパパっ子で、ニコール・キッドマン演じる母親とはそりが合いません。 インディアは幼い頃から父親に連れられて何度も森でスポーツ・ハンティングを楽しんでおり、母親は娘に嫉妬している風でもあります。 父の死後、世界を旅する風来坊という設定の父の弟がやってきて、しばし滞在することに。 この叔父には秘密があり、それを受け継ぐ者はインディアであ...
映画

セクタ-5 第5地区

朝から子供じみたちゃちなSF映画を鑑賞しました。 吸血鬼と人間の愛憎を描いた「セクター5 第5地区」です。 ルーマニアで吸血鬼が発生。 瞬く間に増殖していきます。 当初ルーマニア政府は吸血鬼に人工血液を配給するとともに、夜中は鎮静剤を打つことを義務付け、人間と吸血鬼の共存を図ります。 しかし、トラブルが多発。 ルーマニアの公安当局はセクター5と呼ばれる地区に吸血鬼を隔離します。 ちょうど、かつてナチがユダヤ人を閉じ込めたゲットーのようなものですね。 セクター5には、吸血鬼2万人と、売血などで暮らすホームレスの人間1万人が暮らします。 しかし、セクター5で吸血鬼も人間も関係なしに殺戮する連続殺人が発生。 ルーマニア警察はセクター5に乗り込みます。 そこでセクター5を支配する青白くて細おもての青年吸血鬼の協力を取り付け、捜査を開始。 その結果、闇で売買される人工血液に、吸血鬼のDNAを変換し、退行させるウィルスが混入していることを突き止めます。 退行の結果、吸血鬼は体のサイズはそのままに、蝙蝠になってしまい、本能の赴くまま、人や吸血鬼を襲うのです。 しかも蝙蝠、尋常な数ではありません。 こ...
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