2013-10

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美術

モローとルオー 聖なるものの継承と変容

雨の土曜日、首都高速を飛ばしてパナソニック本社内にある汐留ミュージアムに出かけました。 お目当ては、「モローとルオー 聖なるものの継承と変容」展です。 ギュスターブ・モローは、私が最も偏愛する絵描きです。 ジョルジュ・ルオーは、フランス国立美術学校でモローが教授を務めていた頃、最も才能を高く評価した愛弟子です。 2人は頻繁に手紙のやり取りをし、「わが子、ルオー」、「偉大なる父」と呼び合う、互いの才能を認め合う師弟でした。 モローは印象派全盛の19世紀末のフランスにあって、ギリシャ神話から題材を採った絵画や、わずかですがキリスト教の宗教画など、およそ印象派とは正反対の、神秘的で耽美的な絵を多く残した、象徴主義の巨匠とされています。 わが国では今も印象派が大人気ですが、解せません。 印象派の絵は健康的に過ぎ、どうも肌に合いません。 一方弟子のルオーは、敬虔なキリスト教徒として、宗教画を多く残しました。 2人の作品群を今日じっくり見比べて、私は圧倒的にモローの絵に惹かれました。 モローの絵の前では、10分でも20分でも立ち尽くしてしまいますが、ルオーの絵の前には1分といられません。 主持ちの...
その他

五日間をしっかりと働き、やっと土曜日の朝を迎えてみれば、雨模様。 なんだか白けます。 この五日間は、とくに長く感じました。 それは、仕事が少なかったから。 やることがなければ、一日が長いのは当然です。 そうかといって、あんまり忙しいのも疲れ果ててしまうので嫌ですが。 しかし不思議なもので、仕事というもの、忙しい時期は集中的に仕事が増え、暇なときは本当に暇になってしまいます。 一年を通して平均的にそこそこ忙しいというわけにはなかなかいかないようです。 この雨では、出かける気も失せますねぇ。 前から気にかかっていた汐留ミュージアムで開催中の「モローとルオー」展でも観にでかけましょうかねぇ。 モローとルオーと言えば、西洋絵画の中では、私にとって、どストライクのお気に入りですから。にほんブログ村 人気ブログランキングへ
その他

縁と欲

縁は異なもの味なもの、と申します。 人と人との縁、まして男女の縁などというもの、ほとんど偶然の塊のように感じます。 私は縁あって、同居人と平成10年に一緒になり、もう15年も一緒に暮らしています。 子どもが出来ないなか、良好な関係性を保っています。 しかし、あっちの縁を選んだらどうだっただろうと言う失った縁が、5、6件くらいあります。 それらの女性たち、今となっては単なる飲み友達になり、彼女たちもそれぞれに男とくっつきましたが、成就しなかったがゆえの淡い恋心は未だに残り、それが飲み友達としての関係性を維持せしめているものと思います。 なかには、すでに婚約していた私に向かって、「もっと早くとびおさんに出会いたかった」と涙を流した女性もいました。 じつは、同居人には言えませんが、私も同じ気持ちでした。  しかし、糞真面目な私は、酒杯を目の前に涙を流す、私にとっても愛おしい女性に対して、道を説く他方法がなかったのです。 無粋な話ですねぇ。 柔肌の 熱き血潮に 触れもみで 寂しからずや 道を説く君 という与謝野晶子の歌は、誰もが知っていると思います。 この歌に接すると、過去のあまたの女性との肉...
社会・政治

反撃

勇敢な女性もいたものです。 しかも10代。 昨夜、都内の路上をジョギング中、中年の男に襲われ、強姦されそうになったところ、男が持っていたナイフを奪って男を刺し、警察に逃げ込んだそうです。 警察が現場に駆け付けたところ、男は大量に出血して意識不明。 病院に搬送されましたが、死亡したとのこと。 男は被疑者死亡のまま強姦未遂罪で起訴されたそうです。 女性には正当防衛が認められる方向で、お咎めなし。 そりゃそうですよねぇ。 それにしたって、犯人が亡くなったのは後味が悪いでしょう。 今後の女性の精神的ダメージが心配です。 この女性の行動がどれほど勇気あるものか、よく分かります。 と言うのも、私は高校生の頃、たびたび痴漢にあっており、そのたびに恐怖のあまり体が固まって抵抗することも声を上げることも出来なかったからです。 私は当時満員電車で都心部の高校に通っており、おそらくゲイと思われる中年男から痴漢の被害にあいました。 女子高生好きの男がいるのと同様、男子高校生好きというか、学生服に萌えるゲイが多数存在するものと思われます。 電車の他に、映画館でも痴漢にあったことがあります。 自分では意識していま...
その他

破滅への恋情 「あさきゆめみしー八百屋お七異聞ー」

昨夜、つけるともなくテレビをつけたら、妙な感じがする時代劇を放送していて、思わず見入ってしまいました。 なるほど、最後のテロップを見たら、脚本ジェームス三木とあります。 この人のドラマ、面白いのですよねぇ。 ドラマは「あさきゆめみしー八百屋お七異聞ー」というタイトルであることも知りました。 八百屋お七と言えば井原西鶴の「好色五人女」に取り上げられた実在の少女ですね。新版 好色五人女 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)井原 西鶴,訳:谷脇 理史角川学芸出版好色五人女―マンガ日本の古典〈24〉 (中公文庫)牧 美也子中央公論新社 お七の家は大火で焼け出され、お七は親とともにお寺に避難。 寺での避難生活のなかでお七は寺小姓生田庄之介と恋に落ちます。 やがて店が建て直され、お七一家は寺を引き払いますが、お七の庄之介への想いは募るばかり。 そこでもう一度自宅が燃えれば、また庄之介がいる寺で暮らすことができると考え、庄之介に会いたい一心で自宅に放火してしまいます。 火はすぐに消し止められましたが、お七は放火の罪で捕縛されて火あぶりに処された、と伝えられます。 ドラマでは、少々薹(とう)が立っていま...
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