2013-11-07

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文学

立冬

今日は立冬。 冬というほどではないにしても、近頃めっきり冷えてきました。 家ではセーターの上から綿入れ半纏を着て、職場ではフリースを羽織って膝かけをかけてしのいでいます。 体重が激減してから、寒さが一際こたえます。 わが国では、夏と冬の和歌が少なく、春と秋のそれが多いとされています。 わが国の美意識では、過酷な夏や冬は詠みにくかったのかもしれませんねぇ。 昔は冷房は無いし、暖房も心細いものだったでしょうから、私たちが想像する以上に、夏も冬もしんどい季節だったのでしょう。 そんな中、冬の初めの和歌をいくつか。 心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 百人一首にも採られた凡河内躬恒の和歌です。原色小倉百人一首―朗詠CDつき (シグマベスト)鈴木 日出男,依田 泰,山口 慎一文英堂 霜で白菊の花だかなんだか分からなくなってしまったその白菊を折ってみようというわけで、素朴な味わいの、しかしきれいな和歌ですねぇ。 冬には冬の楽しみがあるとでも言いたげです。 秋はいぬ 風に木の葉は散はてて 山さびしかる 冬は来にけり  木の葉散 秋も暮にし 片岡の さびしき森に 冬は来にけり ...
社会・政治

危うし、大中華の夢

近頃、中国の情勢が奇妙ですねぇ。 先ごろ天安門広場に車が突っ込んで炎上したかと思えば、今度は山西省の共産党が入るビル付近で爆発事件。 さらに、各地の病院で患者やその家族による医師らへの暴行事件が相次いでおり、医師が死亡する例も散見されるとか。 一党独裁による人民の封じ込めはもはや限界に来ているように感じます。 もともと中国の民というのは、権力者に対して大人しい国民ではありません。 近現代史を見ても、義和団の乱、辛亥革命、共産革命、文化大革命、天安門事件と、わが国で言えば明治維新に匹敵するような争乱を何度も起こしています。 彼の大陸で何度も王朝が代わったのは、皇帝は天が任命するところであり、天がその任にあらずと考えれば別の王朝が天から任され、甚だしきに至っては元とか清とか、天が認めれば漢民族でなくても構わなかったわけです。 この思想を逆手にとって、古代日本において中国大陸の皇帝と同等かそれ以上という意味をこめて、天皇という称号が考案されたといわれています。 それまでは、すめろぎとかすめらみこと、あるいは大君と呼んでいたようです 万世一系に価値を置くわが皇室と、彼の地の皇帝とでは大違いです...
映画

クリーパーズ・キラーズ 悪魔のまなざし

昨夜はシンプルな演出が冴え渡るホラーを鑑賞しました。 「クリーパーズ・キラーズ 悪魔のまなざし」です。 ラジオで心理相談を担当する女性精神科医。 郊外で1人暮らしをする父親が酒の飲みすぎで地下室で転落して死亡したのを機に、彼女は何十年ぶりかで実家に帰り、1人暮らしを始めます。 友人を招いてバーベキューを開いたり、昔の恋人で地区検事の男とよりを戻したり、まずは順調。  しかしある時、自転車に乗った新聞配達の少年からの勧誘を断ったことがきっかけで、不可解な事件に巻き込まれます。 隣家の老人に拠ると、少年のほとんど白目が無い真っ黒な目には魔的な力が宿り、常人には不可能な動きをする闇に住む者で、精神科医の父親は少年と戦って殺されたのだから、関わらない以外方法が無い、と忠告します。 実際、少年は不気味です。 古い童謡とともに現われ、脅迫したり。 精神科医は少しずつおかしくなっていきます。 ついには恋人と友人を殺害され、捜査に来ていた警察官も殺害。 辛うじて精神科医は命を取り留めます。 なにしろ少年の正体が全く分からないのが怖ろしいですねぇ。 人間なのか、あるいは化け物なのか。 無駄な演出を省き、...
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