2013-11-13

スポンサーリンク
思想・学問

猿芝居

年相応、という言葉がありますね。 子どもには子どもの、思春期には思春期の、学生には学生の、若い社会人や中年の中間管理職にはそれ相応の役割があり、悩みがあるというわけです。 近頃、そのことを実感します。 40代も半ばになってそんなことを感じるとは、遅きに失した感がありますが、独身を貫き、趣味や恋愛など、若者の特権と言うべき楽しみを永遠に楽しもうという勘違い中年男女が急増している今、私は少しマシかなと思います。 言わば現世は、誰もが年相応、身分相応の猿芝居を演じ続けることによって成り立っています。 それを拒否して自分探しという不毛な精神上の旅を続ける者もいますが、それは食えるあてがあってこそ出来ること。 一般的には食うために、嫌でも猿芝居の世界に打って出て、その芝居を続けなければ食えなくなるという恐怖ゆえ、猿芝居を続け、気が付いたら老境に差し掛かっていた、というのが本当のところなのではないかと思います。 猿芝居から抜け出す才能が無い者は、ジャンボ宝くじなどに夢を乗せ、芝居なしに生きられる将来を夢見るのでしょう。 私もまた、必ずジャンボ宝くじを購入する愚か者の1人です。 幸福とは一体どういう...
社会・政治

暗黒の日

暗黒の日とは大げさなとお思いでしょうが。 先般、国連の人権理事会理事選挙が行われ、その結果を見たある人権団体の人が嘆いた言葉です。 人権弾圧を続ける赤い巨大帝国、中国、同じ共産国家のベトナム、キューバ。 女性が車を運転することを認めない唯一の国にして女性差別では名を知られたサウジアラビア。 過去、人権調査の立ち入りを拒否したアルジェリア。 蒼々たる人権無視の国家が当選国に名を連ねています。 これではまるで、町内会で防犯組織を作る時、付け火が癖の男をわざわざ選ぶようなもの。 あるいは、職場などでハラスメント相談員に、セクハラだのパワハラだのを続ける困ったちゃんを任命するような事態です。 これでは人権を蹂躙された人々は何を頼りにすれば良いのでしょうね。 おそらく異形の大国、レッド・チャイナなどは、欧米やわが国などが共有する人権意識は世界普遍の価値では無いとかなんとか言いだして、人権理事会を悪用して人権の在り方は国によって多様だと主張し、自国の人権弾圧を糊塗する挙に出ること必定です。 もともと国際連合なんてご大層な名前を付けてはいても、国家間の利害が衝突すると、何の力も発揮できないことは、過...
社会・政治

SNEP(スネップ)

最近、「SNEP」(スネップ)と呼ばれる新しい概念が話題になっているようです。 NEET(ニート)と似ていますが、NEET(ニート)より広い概念です。 ニートについて、厚生労働省は「15~34歳の非労働力(仕事をしていない、また失業者として求職活動をしていない者)のうち、主に通学でも、主に家事でもない独身者」と定義しています。 スネップは、「20歳以上59歳以下の在学中を除く未婚者。就業していない。家族以外の人と2日連続で接していない」と定義されているそうです。玄田有史東大教授らが、2012年半ば頃から提唱してきた造語で、「Solitary Non-Employed Persons」(孤立無業者)の頭文字をとったものだそうです。 ここでいう「2日連続で接していない」とは「普通に会話が出来る距離にあった」ことを指し、電話やメールほかインターネットでの交流などは含んでいません。孤立無業(SNEP)玄田 有史日本経済新聞出版社 これは要するに、かつて若者の問題であると考えられていたニートや引きこもりが、そのまま年を取ってしまったために考え出さざるを得なかった言葉と言うべきで、ニートという言葉...
スポンサーリンク