2013-11

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仕事

さる高貴なお方

今日は赤坂あたりの広大な敷地を持つ豪邸に住まいする、さる高貴なお方が私の職場を見学に訪れました。 このお方、年に一度は訪れます。 迷惑な話です。 今日はその他のVIPを案内するというくだらない役割を仰せつかり、仕事になりませんでした。 職場及びその周辺は千葉県警と皇宮警察で埋め尽くされ、物々しいことこの上なく、一大事かと思いきや、小柄な中年男がでかい車でやってくるだけなのです。 やってくるに際しては、出発地の管轄が警視庁、現地を管轄するのが千葉県警であるため、県境の江戸川大橋の真ん中で引き継ぎを行うという話を耳にしましたが、本当ですかねぇ。 なんだか馬鹿馬鹿しいような。 さらにそのご両親が訪れたことも何度かありますが、その場合、物々しさはさらに倍するものです。 いくらなんでもやりすぎなんじゃないかと思います。 こんな待遇を受けていれば、奥さまが適応障害を発症するのもやむを得ないことだと、同情を禁じ得ません。 いつまでこんな時代錯誤を続けるんでしょうか。にほんブログ村人気ブログランキングへ
文学

憂国忌

今日は憂国忌。 三島由紀夫と森田必勝が市ヶ谷の自衛隊駐屯地で決起すべしと檄を飛ばすも、ほとんどの自衛官から罵倒され、切腹して果てた日です。 同性愛関係にあった三島由紀夫と森田必勝の情死と解説する人もいますね。 芸術家が狂気を孕んでいることは、多くの人が指摘していますが、あれほどシニカルで、冷静な筆致の作品群を生み出した三島由紀夫ですら、幻の美しい日本を求めて、狂気としか思えない自死を遂げるとは、芸術家というものの業を感じずにはいられません。 45歳の若さで亡くなってしまいました。 自決の日の朝書き上げたと伝えられる「豊饒の海」の第4部「天人五衰」も、その後狂気の自殺を遂げる人とは思えない、冷静な筆で、しかも読者をあっと言わせるような装置を仕掛けています。天人五衰―豊饒の海・第四巻 (新潮文庫)三島 由紀夫新潮社 彼の魂はいかなる変遷を遂げ、幻に殉じる覚悟を決める地平にまで辿り着いたのでしょうね。 三島由紀夫は海外でも高く評価されていたため、切腹という時代錯誤な自殺方法は、わが国の評判を貶しめました。 その後、緒方拳主演で「Mishima」という映画が日米合作で製作されています。Mish...
思想・学問

霊的存在

夕刻、マンションの一階広場で、奇妙な老紳士を見かけました。 2秒ほどで消えてしまったところをみると、霊的存在であったのかなと思います。 私は時折、そういう存在を見かけます。 しかし、恐怖を感じたことはありません。 なぜならそういう存在には物理的な力を行使する能力が無いからです。 思うに、この世を構成する存在は、我々生きている者だけではなく、霊的存在も含まれると思います。 ビッグ・バンでこの世が生まれたという説を信じるならば、霊的存在もまた、その後に生まれたはずです。 また、クロマニヨン人とかネアンデルタール人の幽霊を見たという話を聞いたことがありませんが、落ち武者の幽霊を見たという話は聞いたことがありますので、幽霊にも、この世に残れる寿命があるのだと思われます。 しょせん、誰にも分からないことです。 私の少ない経験から言って、幽霊と呼ばれる存在は怖くありません。 気味悪くはありますが、物理的な力を発揮することはできませんので、むしろこちらがしっかりしていれば、幽霊が生身の人間を怖れるのではないかと思います。 人間必ず死にます。 死んだならば、死を自覚して次なるステージに進むのが圧倒的多...
映画

隣人 ネクストドア

昨日、神宮外苑を歩き回ったせいか、今日は好天にも関わらず出掛ける気が起きません。 そこで、かねて借りてあったDVDを鑑賞しました。 ノルウェー産のサイコ・サスペンス「隣人 ネクストドア」です。最近同棲していた女にふられ、傷心のヨーン。古い、しかし日本の住宅事情から見るとかなり広いアパートで独り、暮らしています。 ある時、エレベーターで一緒になった妖艶な美女が、隣に住んでいることを知り、彼女から重い物を動かしたいから手伝ってほしいと頼まれ、彼女の部屋に入ります。 彼女は妹と二人暮らしで、妹は自室でレイプされたことがきっかけで引きこもっている上、ドアの鍵だけでは信用ならないとかで、ドアの前にクローゼットを動かしてほしい、と頼みます。 ヨーンは奇妙に思いながらも自分が出られるくらいのわずかの隙間を残してドアをクローゼットでふさぎます。 その後、姉妹に誘われ、ワインをご馳走になります。 妹も姉に劣らない肉感的な美少女です。 翌日、姉がヨーンを訪ね、買い物に行く間妹と一緒にいてやってほしい、と頼みます。 しぶしぶ引き受けるヨーン。 妹は、ヨーンを誘惑し、乱暴なやり方で二人は交わります。 かなりの...
思想・学問

道徳の授業化

近頃一流ホテルやデパートなどに出店する高級レストランが食材を偽装表示していた事件が次々に発覚し、責任者は判で押したように、「知らなかった」だの「偽装表示ではなく誤表示だ」だの、醜い言い訳を繰り返しています。 ささやき女将で有名になった船場吉兆はその後廃業においこまれましたが、吉兆嵐山本店は今、1人あたりの客単価が世界一高いことで知られています。 また、ある京都の老舗の料亭の女将が、客に「これほどの味を出せるのだから、支店を出したらどうか」と勧められ、「屏風と食べ物屋は広げたら倒れますのや」と応えたと聞きます。 個人が商いをしている店があんまり店を広げれば、主人の考えが行き届かなくなるということでしょう。 逆に、大手チェーン店などは、細かいマニュアルを作って社員を教育し、どの店に行っても同じようなサービスを提供できるように努力しているようです。 結局、倫理規範や道徳の問題に行き着くでしょうね。 400年も前、江戸時代の儒者は、商売は商人と客が互いに利益になるように行うべきで、人を損させて儲けようとするのは商人の道に反する、と説いています。 商人には商人の、農民には農民の、職人には職人の、...
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