2014-07-02

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文学

妖怪怪異

7月に入って、今日は晴れてずいぶん夏めいた一日でした。 わが国では、夏と言えば怪談。 怪談話を聞いて、冷やぁっとして涼もうとは、ずいぶん悠長と言おうか、まどろっこしい話です。 現代ではエアコンをかければいつでも高原の朝のような涼気を得られます。 そんな現代でも、夏になると怪談が流行りますね。 私は幼いころから怖いお話や不思議なお話が大好きでした。 それが高じて今も幻想文学やホラー映画が大好きです。 このブログをご愛読くださる方はよくご存知のとおり、私は常軌を逸したホラー映画ファンでもあります。 幽霊だとか妖怪だとか怪物だとか言う物は、観念上の存在で、物理的には存在しえないことになっています。 呪術だとか魔術だとかもまたしかり。 それはそうなのでしょうが、私は言葉が存在するかぎり、それは実体として存在する、もしくは実体として存在するのと同様の確からしさをもって人々から認知されているものと思っています。 例えば幽霊。 幽霊という言葉が存在するということは、幽霊なる概念が存在し、それは多くの人からこういう物と認知され、さらにごくわずかの人々はその存在を見たりして、実体を伴う存在と信じています...
社会・政治

集団的自衛権

安部内閣が集団的自衛権を行使可能とする閣議決定を行ったことが大きく報道されていますね。 これを歓迎する声、批判する声、様々あって、わが国は健全であるなと頼もしく思います。 批判する声は、他国の戦争に巻き込まれる、だとか、戦争が出来る国になってしまう、とか言うもの。 他国の戦争に巻き込まれる、という批判は理解できますが、戦争が出来る国になる、というのは不思議な理屈です。 わが国はこれまでの長い歴史の中で、戦争が出来ない国であったことなどありません。 憲法で禁じられているから出来ないというのは、憲法で禁じれば台風も発生しないし地震も起こらない、みたいな話です。 法律に書いたって、攻撃されれば反撃せざるを得ず、そのためにサンフランシスコ講和条約が成立して独立を勝ち取るや、わが国は直ちに再軍備を行いました。 もし憲法が禁じているから戦争は出来ないのだとしたら、法律守って国が滅んだみたいな、誠に悲惨なことになってしまいます。 100歩譲って、法律があるから戦争が出来ない、という幻想が広く信じられていたとしても、おそらくわが国政府は、万やむを得ざる状況に追い込まれれば、超法規的措置によって、戦う道...
文学

病みつつ我は

5月12日に飲み仲間であった三つ年上の悪友が47歳の若さで果かなくなってしまったことは、その日のうちにこのブログで報告したところです。 近しい人が亡くなるということは誠にしんどいことですが、ただしんどいだけではなく、おのれの死を考えるきっかけになります。 「哲学は死の練習である」とソクラテスは言い、「死がなければ哲学もなかったであろう」とショーペンハウアーは言ったそうですね。 ことほどさように人間にとって死というのは重要で興味深い問題です。 いつでしたか、テレビで西部邁も「死と宗教」の問題だけが人間にとって唯一の関心事だ、といった意味のことを言っていましたね。 私が最も死に近づいていたの平成16年から17年にかけて、うつ状態が激しい頃で、最も深く人の死について考えたのは2年3カ月前の父の死から数ヶ月の間でした。 いずれもかなり直接的な理由があったためで、人間、切羽詰まらないと、おのれの死というがごとき重要なことも忘れてしまうようです。父の齢(よはひ)に 至らざれども 良寛の 示寂に近し 病みつつ我は   宮柊二の歌です。 父親の寿命よりは若いけれど、良寛の死期に近づき、死を意識したとい...
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