2014-09

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文学

仇敵 -ボード-レール「悪の華」よりー

早いものでもうじき9月も終り。 すっかり涼しくなりました。 時の流れを嘆く言葉はあまりに多く、聞き飽きた感がありますが、ボードレールの「悪の華」に所収の「仇敵」の一部には心打たれます。 時は生命をくらい、 この見えざる仇敵は、 われらの心を蝕みて、 とくとく生血をすすり、 肥りはびこる。 時は金なりとか、光陰矢のごとしとか、時間を大切にするよう戒める言葉はあまたありますが、時を仇敵となじった詩篇は他に知りません。悪の華 (新潮文庫)堀口 大學新潮社 ボードレールの面目躍如といったところでしょうか。 確かに中年期にさしかかると、疲れやすくなったり、太ったり、髪が薄くなったり白くなったり、明らかに老化と言うべき現象に見舞われます。 私の場合、髪の変化や中年太りはありませんが、明らかに疲れやすくなったし、集中力も持続しくなったし、近くの物を見るときには近眼鏡を外すようになりました。 これは誰にでも訪れる加齢による現象で、如何ともしがたいものですが、やっぱり気持ちが良いものではありません。眼鏡を取って新聞を顔に近づけて読む様を見て、同居人は「爺くさい」と笑いますが、その同居人も、書類仕事では眼...
精神障害

不思議

不思議ですねぇ。 4月以降、なんとなく調子が悪い日々が続いていたのですが、今日は変に元気です。 あるいはここ数日酒を控えめにしているのが効いてきたのかもしれません。 酒は少量ならリラックスして良いが、飲みすぎるとうつっぽくなると、精神科医が言っていました。 内科医も、晩酌は2合までなら毒にはならないと言っていました。 私はこの半年、明らかに酒量が増えており、それは仕事のストレスを紛らわすためだったのですが、逆効果だったようです。 医者の言うことは聞くものですねぇ。にほんブログ村 人気ブログランキングへ
社会・政治

神戸女児遺体遺棄

先般、行方不明になっていた女児がバラバラ遺体で近くの草むらから発見されました。 警察は早くも容疑者を逮捕。 容疑者は47歳で元自衛官、現在は生活保護でくらしているとか。 酒と睡眠薬を同時に飲んで騒ぎを起こすこと年に7~8回に及び、近所からは問題人物と目されていたようですね。 なんでも猫を飼っているとかで、女児が猫好きだったことから、二人に接点がうまれたと推測されるようです。 容疑者は「黙秘します」と言っているようですが、常識的に考えて、逮捕容疑の遺体遺棄だけが彼の犯行と考えるのは無理があるでしょうね。 殺人及び遺体損壊、しかる後、遺体遺棄と進んだと考えるのが普通でしょう。自衛隊をなぜ辞めたのかは分かりません。また、元自衛官なら、おそらく警備会社などにすぐに採用されたと思われます。なぜ生活保護で暮らしていたのかも分かっているのは、かなりの大酒飲みだったらしいことと、部屋をきちんと整頓する几帳面な面を持ち合わせていたらしいこと。 仮にかれが女児を殺害せしめたのなら、動機は何だったのでしょうね。 相手が子供であることから、金銭目的ということはないでしょう。 では、性犯罪? それもなんとなくし...
精神障害

効かない

近頃なんだか抗不安薬がもう一つ効いてくれません。 ために、薬を飲んでもなんとなく不安というか、緊張状態というか、すごく疲労します。 お休みの日はそうでもありませんが、職場で自席に座っていても、ふわふわと軽く浮き上がっているようで、落ち着きません。 また、パソコンで文章を作る分には問題ありませんが、手書きで文字を書こうとすると、手が震えてうまく書けません。 気分安定剤のリーマスを飲んでいますが、これに副作用に手の震えがあるとは聞いていましたが、最近とくにひどいように思います。 ちょっと前までは抗不安薬を飲めば手の震えもおさまったのですが。 何か悪い循環に陥っているような気がしてなりません。 病気休暇を取るほどではないですが、日々がしんどいですねぇ。 このしんどさは、波のように寄せたり引いたりしながら、物心ついてからずうっと私につきまとっているように思います。 私のような精神障害者は、心からの平安は得られないかのごとくです。 私が出来ることはただ一つ。 不安や憂鬱を抱えながら、目の前の雑事を一つ一つ片づけていくこと。 あるいは不安や憂鬱は、人間のみならず、生物が根源的に抱える最も強い感情な...
美術

憂世絵 米倉斉加年のもう一つの顔

気持ちよく晴れた秋分の日。 昨日休暇を取った私にとって、4連休の最後の日でもありました。 なんということもなく、千葉市中心部を散策しました。 千葉三越を冷やかすと、8月に80歳で亡くなった俳優で画家でもあった米倉斉加年の作品を数多く販売していました。 夢野久作の小説の表紙などを手がけた彼。 金子国義と竹久夢二の間のような幻想的な画風に、しばし酔いしれました。 浮世絵ならぬ憂世絵を名乗っていましたね。 読めば気が狂うといううたい文句の夢野久作の大作「ドグラ・マグラ」の表紙絵です。 まさにこの表紙の角川文庫版を高校生の頃耽読したことを思い出しました。ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)夢野 久作角川書店ドグラ・マグラ (下) (角川文庫)夢野 久作角川書店 他にも、 のような、独特の美的世界が展開されていました。 お値段は概ね10万円から20万円。 絵画としては、高いほうではないかもしれませんね。 そうはいっても、私に購入するほどの財力はありませんし、あったとしても、家に飾るには少々妖しすぎます。  名脇役として活躍した彼の、もう一つの顔を見せ付けられました。 老俳優はこれらの絵に、何を込...
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