2014-10-15

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その他

お迎え

多くの中年諸氏、わけても女性は、外見の老いを怖れますね。 気持ちは分からないでもないですが、無益なことです。 外見が老いないようにしたかったら、なるべく早く自ら命を絶つことをお勧めします。 外見の若さを保つ方法を売りつけようとする宣伝番組を見たすぐ後に、肉体の健康を維持するサプリメントの番組を見ているとなると、これはもはや滑稽としか言いようがありません。 長生きすれば必ず外見は衰えます。 肉体的に健康でも、皺や白髪を完全に防ぐことなどできようはずもありません。 それはおぎゃあと生まれた赤ん坊が、日に日に成長するのと同じこと。 衰えるということは、きちんと成長し、さらには長生きできたということで、むしろこれを寿ぐべきでしょう。 長生きした老人の皺が味わい深く、時に美しいものであることを知るべきでしょう。 そもそも、この先どれだけ長生きできるか分かりません。 今が一番若いとは言い古された言葉ですが、全くそのとおりでしょう。 昨日はすでに過ぎ去って取り戻しようがなく、明日は今日より一日分老けるのですから、常に、只今現在が一番若いのは道理です。 私は近頃老眼が出てきて、新聞などを近くで読む際に...
文学

物語の真実

時折、なんということもなく、来し方を思い、また今の状況を考え、憂いを帯びることがあります。 中年なればこそ、若い日の愚行は、愚かゆえに懐かしくも感じるもの。 しかし40代半ばの今も、愚行を繰り返して生きていることに変わりはありません。 ただ、愚かさの上に常識の仮面をまとっただけのこと。 時間というのは不思議なもので、確かに起きたことなのに、あらゆる事実が歪められ、あるいは誇張され、また、忘れ去られていきます。 だからこそ歴史学なる学問が生まれ、歴史学者は考古遺物や古い文書などを手掛かりに、昔の姿を再現しようと努めるのでしょう。 しかし、それが確かにそうだったかどうかなんて、分かるはずもありません。 なんとなれば、私たちは半日前のことですら、精確に再現することは出来ないからです。 最近朝日新聞が、従軍慰安婦は旧軍が組織的・強制的に行ったものだとする30年も前の記事を訂正しました。 そういう事実はなかった、あるいはあったかもしれないが確たる証拠はない、と。 その一事をもってしても、過去、この世で行われたことを精確に知ることはできないと得心がいくでしょう。 ゆえに私は、繰り返し、真実は物語の...
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