2015-01

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仕事

上司のご御尊父様の死

上司のお父上が亡くなられた、との報に接しました。 亨年85歳。 ここ数年は、闘病生活だったようです。 一般的に言えば、85歳まで生きれば長寿の部類でしょうねぇ。 上司も長い看病に疲れていたようで、電話の声はむしろほっとしたご様子でした。 一口に死ぬと言っても、色々な死にざまがあるものです。 ぴんぴんころりで呆気なく逝く人、長く苦しむ人、認知症を患ってこの世とあの世の境を行きつ戻りつしながらあの世へと旅立っていく人、じつにさまざまです。 亡くなる年も、100歳を超える人、現職で亡くなる人、成人を迎えられずに逝ってしまう人、色々です。 おぎゃあと生まれて、誰もが健やかに長生きすることを願いますが、現実はそううまくはいきません。 私は上司のお父上と直接の面識はありませんが、人の死にあたって、厳粛な気分になることは確かです。 上司のお父上がどういう人生を歩んだのか、私には知るよしもありません。 しかし、終戦時で15歳。 多感な青春時代を時代の激変の中で生き、高度成長期にはモーレツ社員として働き、バブルで踊り、晩年は長い不況に見舞われたものと推察します。 その激しい時代のうねりの中で悪戦苦闘した...
映画

尊属殺人

昨夜は19世紀末の米国で起こった実際の殺人事件に取材したサスペンス「モンスター」を鑑賞しました。 リジー・ボーデン事件とよばれるもので、夫婦が何者かによって惨殺され、次女のリジー・ボーデンが逮捕されますが無罪となり、結局迷宮入りした事件です。 この映画では、無罪となったリジー・ボーデンこそ真犯人として描いています。 主演の女優の妖しい演技はじつに魅力的です。 彼は教会で子供たちの教師をやったり、ボランティアに精を出したりする模範的少女の顔と、虚言癖があり、盗みも働く、悪な面を持っています。 映画は一見法廷劇のようですが、圧巻は、彼女が無罪放免となった後、自宅に帰り、ただ一人の家族となった姉の耳元で、真実をささやくシーンです。 すなわち、凶行の詳細をひそひそ声でささやくのです。 姉は手が震え、涙を流し、荷物をまとめて出て行ってしまいます。 それを冷笑をうかべて見送るリジー・ボーデンの歪んだ表情が、じつに心に残ります。 実話を基にしているので、やや退屈のそしりは免れません。 また、なぜ彼女が父親と継母を斧で10回以上切りつけるという残虐な方法で殺害に及んだのか、その動機がもう一つ伝わってき...
映画

アパートは人を殺さない

今日は強い北風が吹いて寒い日でした。 こんな日はお家にこもってホラーDVDを楽しむにかぎります。 借りてきてから知ったのですが、Jホラーの名作「1303」をハリウッドがリメイクしたという「アパートメント1303号室」を鑑賞しました。 コアなホラーファンを自認する私ですが、足元の日本作品を観る前にリメイクを観るとは間抜けな話です。 ある高層アパートの13階の一室。 ジャンキーでアル中、しかし才能ある歌手である母親から離れて1人暮らしを始めた若い女。 その部屋、1303号室は、過去、殺人や自殺が相次いだいわくつきですが、それを知らずに借りてしまいます。 で、その部屋に地縛する悪霊に苦しめられるというお話。 この悪霊、日本の伝統的悪霊とは異なり、物理的な力をも行使します。 そういう意味では、悪霊というよりモンスターに近いかもしれません。 しかしモンスターは実体があるゆえ、駆除することも可能でしょうが、相手が悪霊ではどうしようもありません。 悪霊の捕らえにくさとモンスターの物理的力が合体した、最強の存在とも言えます。 しかしそれがゆえ、ホラー映画としての完成度に欠けます。 なんでもありの存在が...
その他

願い

この冬、晴れたる良き日にあたりて、我、唯一つ、願はむと欲す。 家族、親類、友人らの縁者のみならず、この世のありとあらゆる人々の幸を望む者にならむと。 我、唯一つ欲す。
美術

雪月花

今日は日本橋の三井記念美術館に出かけました。 雪と月と花展を観るためです。  まずは車を日本橋三越の駐車場に停めました。 三越で3,000円以上買い物をすると90分無料になるうえ、超過しても30分200円とお得です。 お昼に着いたので、三越の中華屋で海鮮塩ラーメンを食しました。 二人で食べて、もう3,000円を超えました。 海鮮出汁の効いた上品な味わいで、絶品でした。 その後呉服売り場を冷やかしました。 呉服専門店を除けば、おそらく首都圏で一番広い売り場面積を誇っているものと思われます。 さすがは越後屋呉服店を前身とするだけあります。 その後、美術館へ。 雪と月と花といえば、本朝の美意識の三本柱とでも言うべき存在で、私はしばしうっとり。 三井家所蔵の名品が並んでいましたが、なんといっても円山応挙の筆になる国宝、雪松図に止めを刺すでしょう。 円山応挙といえば幽霊画が有名ですが、こちらも張り詰めたような冷たい空気が感じられるようで、圧巻でした。 チラシで観るのと実物とでは、あまりにも異なる印象を与えます。 美術作品は印刷物と実物で異なる印象を与えるものとはいえ、ここまで明白に違っているのも...
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