社会・政治 リボルビング・ドア
政治や経済の世界で、リボルビング・ドアということが話題になっています。 直訳すれば、回転扉、ということになりましょうか。 要するに、企業、学界、役所などを流動的に動けるシステムということで、学者が官僚になったり、経済人が学者になったり、といったことが頻繁に行われれば、自由主義経済は風通しがよくなり、さらなる発展が望める、ということのようです。 これ、小泉改革の時さかんに叫ばれた構造改革ですね。 でも構造改革でも、回転扉はわずかしか広がらず、むしろ派遣労働の規制緩和をしたせいで大幅に非正規雇用が増え、賃金格差が広まり、非正規で働く多くの人が将来に希望を持てないでいます。 私の職場にも、民間会社から教授で迎えた人もいますし、逆に企業の研究所に移った人もいます。 官僚が教授になったりすることもよくあります。 しかしそれは例外的で、産官学の連携はうまくいっているとは言い難いように思います。 新自由主義の柱の一つがリボルビング・ドア(回転扉)だったことは確かでしょう。 しかし、今、露骨に新自由主義を唱える人も減りました。 どんな体制を作っても、どんな主義主張をもってしても、万人が幸福になれるシ...