2015-02-12

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文学

桜の樹の下

昨日、今日と、馬鹿に暖かい日が続きます。 私が執務する部屋は西陽があたるので、午後は暖房いらずです。 こんな風に、寒い日があったかと思うと暖かい日が訪れて、少しずつ、春になっていくのですね。 今年は梅が遅いようで、まだ咲きませんが、この調子なら、梅ももうじきでしょう。 わが国では季節感を大切にする文化が育まれ、手紙では必ず時候の挨拶を文頭に置きますし、女性の着物などでは季節を表す柄が入っている場合、その季節にしか着用することができません。 俳句では自由律でないかぎり季語を入れるのが約束になっていますね。 四季の変化が劇的であればこそ、このような文化が生まれたのでしょう。 北国の人はまた異なるのでしょうが、ひと冬中ほとんど晴れている太平洋側で生まれ育った私には、春は待ち遠しいようで、どこか寂しい季節です。 春の愁いについては、このブログでもたびたび指摘してきました。 その愁いがどこから来るのかは分りません。 しかし例えば、桜の樹の下には死体が埋まっている、と喝破した梶井基次郎の「櫻の樹の下には」のように、美の裏には不気味な死、穢れとしての死が存在するという予感を、多くの日本人が共有し、そ...
散歩・旅行

千葉ニュータウン散歩

私は現在、千葉県千葉市の片隅に隠棲しています。 千葉市は長い間、千葉県の県庁所在地として、いくら市川市や松戸市、浦安市などの東京に隣接する地域の人口が増えても、千葉市を抜くことはなく、千葉県の中心としての立場を維持してきました。 ところが最近、千葉市から見て北へ25キロほど行ったところに、千葉ニュータウンという町が造成されました。 住所は印西市という、聞きなれないところです。 で、千葉ニュータウンが大層発展していると聞き、昨日、散歩に行ってきました。 印象は、幕張ベイ・タウンや新浦安のような、海っぺりの埋め立て地にでっかい道路を通し、大規模マンションや大型スーパー、さらには大企業などを誘致してできた、だだっ広い町、という感じでした。 海っぺりならともかく、よくもあんな内陸に大規模開発をする空地があったものだと思います。 北総鉄道が開通したのが大きかったようです。 千葉ニュータウンの駅そばに車をとめ、ぶらぶら歩きました。 大規模マンションや大型商業施設、企業が立ち並ぶ中心街は、なんとも風情がなくて、歩いていても寒々しい感じでしたが、県立公園とその裏手には住宅街が広がり、こちらは路地っぽく...
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