社会・政治 テロとの百年戦争
古くは新撰組、さらに5.15や2.26などの青年将校、戦後は極左、そしてオウム真理教などと、わが国においてもテロリストは存在し続けてきました。 暴力による世直しを求める者は、いつの時代も一定程度存在します。 それはもちろん、洋の東西を問いません。 9.11以来、既存の国家は長くイスラム過激派によるテロに手を焼いています。 わが国もこのたび、人質を殺害されるという痛ましいテロに見舞われてしまいました。 イスラム国を名乗るテロ集団が特異な点は、国家を名乗り、広大な土地を支配していることでしょう。 さらには欧米を含む多くの外国人がイスラム国に共鳴し、これに参加していること。 これほど大規模なテロ集団を、私は他に知りません。 支配地域が広いわけですから、当然、イスラム国の考え方ややり方に不満を抱いている者や、日々の暮らしに追われて支配者に興味を示さない一般庶民が大勢いるものと思われます。 それらの人々が畑を耕し、狩猟採集を行い、あるいは会社員として、または公務員として、殺人や暴力とは関係がない普通の生活を営んでいるはずです。 そういう人々に支えられなければ、国を名乗る組織が維持できようはずもあ...