2015-05-30

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文学

神のふたつの貌

私は日蓮宗の寺院で生まれ育ちました。 それを知ると珍しがって生活の様子を聞かれることも珍しくありませんでした。 普段全く考えることがありませんが、日本にも少数ながら牧師の家で生まれ育った人もいるわけです。 お寺のように世襲が当たり前なのかどうか知りませんが、父親の跡を継ぐ者もいるのでしょう。 その場合、少なくとも表面的には、キリスト教の教えを信じているように振る舞わなければ、食いっぱぐれてしまいます しかし現代の日本に生まれ育った場合、神による天地創造だとか、最後の審判だとかいうSFちっくな概念を頭から信じることは難しいように思います。 わが国の空気を吸って普通に育てば、進化論が正しいと思うでしょうし、天国も地獄も存在しない、まして神様なんて存在しないと思うのが一般的でしょう。 そもそも私にはキリスト教徒の知り合いが一人もいません。 彼らがどんなふうに世界を見て、解釈しているのかなんて知る由もありません。 もしキリスト教が説くような絶対的な神様が存在するのだとしたら、ずいぶん意地悪なことをするものだと思います。 世に争いの種は尽きないし、凶悪犯罪も後を絶ちません。 飢えや貧困に苦しむ人...
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