2015-07

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文学

星に願いを

昨日は七夕でしたね。 織姫と彦星が年に一度逢瀬を楽しむ日。 そして私たちにとっては、星に願う日。 願い事は人それぞれでしょうが、ロマンチックな伝説に彩られた一夜、切実な願いを抱えている人もいるでしょう。 私はといえば、しがない木端役人の中年男ですから、願い事といっても宝くじが当たりますように、程度の、俗っぽい願い事しかありません。 神聖な短冊をそんな世俗の垢にまみれた願い事で汚すわけにはいかず、曇り空の向こうに輝いているであろう二つの星に、心の奥深くで欲望が叶うことを願いました。 天の川 遠き渡りに あらねども 君が舟出は 年にこそ待て 歌聖、柿本人麻呂の和歌です。 「和漢朗詠集」に見られます。 天の川はそれほど大きな川ではないけれど、一年にたった一度の渡りを待ち焦がれています、と言ったほどの、織姫の切ない恋情を表したものと思われます。和漢朗詠集 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)三木 雅博角川学芸出版 その昔は短冊ではなく、梶の葉に願い事を書いたとかで、与謝蕪村は、 梶の葉を 朗詠集の しをり哉 と詠んでいます。 七夕の夜、「和漢朗詠集」を繙いて、和漢の古人を友として一時の慰めを得た...
仕事

日独修好150年

昨日は職場で大きなイベントがありました。 日独修好150年を祝い、互いの文化や歴史を紹介するものです。 ドイツからは、文化大臣、在日大使をはじめ、伯爵やらなにやらの貴族が何人も来て、日本側は外務副大臣をはじめとして元文化庁長官だのなんだの、偉い人が多過ぎて、全職員総出で対応し、走り回ってへとへとになりました。 招待客は300人くらいいたのではないでしょうか。 これなら何度も訪問されている分、皇族が来たほうが楽ですねぇ。 私は主担当ではなく、応援部隊なので、それでも気楽ではありましたが、担当の部署の人たちはPHSをもたされ、しかもそれは鳴りっぱなしで、昼飯も食えずに奮闘していました。 頭が下がります。 それにしてもドイツ人というのはどいつもこいつも馬鹿でかいですねぇ。 ジャガイモばっかり食ってなんであんなに大きくなっちゃうんでしょう。 自分が小人になったような気がしました。 ロシアや米英と戦ったとき、小人の日本人はあんな化け物みたいな連中を相手にしていたと思うと、よくやったものだと思います。 そして、惜しくも優勝を逃したなでしこJAPANも。 まぁ、体の大きさはそれほど関係ないということ...
その他

日本酒回帰

雨 に閉じ込められて、冴えない 日曜日となってしまいました。  本格的な梅雨のようです。 おまけに今日は気温も低く、夏の着物ではやれんので、秋冬物の着物を引っ張り出しました。 それでも仕事に行くよりは大分マシで、今朝も朝湯を楽しみました。 恒例の生卵と納豆、ソーセージと糠漬けで朝食をいただき、一休みしてこれも日曜日恒例の洗濯と掃除。 効果が目に見える家事労働、嫌いではありません。 その後愛飲のエメラルド・マウンテンをシティ・ローストで挽いた 珈琲豆で熱い珈琲を入れ、ゆっくりと味わいました。 それだけで、頭が冴えてくる感じがするから不思議です。 新聞を隅々まで読んで情報収集。 トンガの王様が即位したとか、ギリシャが借りた金を踏み倒そうとしているとか、明治産業革命の世界遺産登録を、約束を忘れたのかまたしても韓国が阻止しようとしているとか、安保法制を巡って与野党が攻防を繰り広げているとか、総じて我が国をとりまく状況は平和なようです。 この平和がいつまでも続いて欲しいものだと痛切に感じます。 お昼は近所の中華屋で海鮮タンメンを頂きました。 私はどういうわけか、中華麺は塩味を好みます。 味噌味が...
文学

噂の女

午前中、雨がぱらついていたので、読書を楽しみました。 読んだのは、奥田英朗の「噂の女」です。 糸井美幸という魔性の女をめぐる連作短編集で、重層的に物語が積み上げられ、最初のうちは大した女ではないと思わせておきながら、連作が進むにつれてとんでもない女であるらしいことが仄めかされて、唐突に終わります。 これはあくまで女糸井美幸をめぐる物語であり、糸井美幸の物語ではありません。 岐阜県の田舎町を舞台に、狭い町ならではの、濃密で因習的な人間関係を背景に、貧しい境遇から抜け出すべく、女の色香を武器に奮闘する様が、あるいは友人の口から、あるいはパトロンの代議士の事務所に勤める秘書の口から、また、サラりーマンから、零細企業の社長から、語られます。 最初は適当に連作を連ねているのかと思わせておいて、じつは緻密な計算のもとに紡ぎだされた物語だと判明するという仕掛け。 文章はあまり品がありませんが、テンポが良くて読みやすい。 この作者の作品を読むのは初めてですが、他のものも読んでみたくなりました。噂の女 (新潮文庫)奥田 英朗新潮社にほんブログ村 本・書籍 ブログランキングへ
仕事

直行直帰

今日は午後から東京駅ちかくの貸し会議室で会議。 直行直帰が許されているので、朝はのんびりです。 で、毎月第1土曜日に眼科に通院しているところ、金曜日の今朝、行ってきちゃいました。 緑内障のため、左目の視野の一部が欠損しており、両目で見れば気付きませんが、右目をつぶって左目だけで見れば、明らかに右目よりも見えにくいことが分かります。 緑内障というのは因業なもので、これを治す治療法はなく、進行を止めるもしくは遅らせるのが治療の主眼になります。 私は幸いなことにまだ初期段階で、このまま点眼を続ければ、著しく視野が欠損することは無いだろう、というのが眼科医の見立てです。 来月は3ヶ月に1度の視野検査。 何事もなければいいですが。 今日は雨がひどいので、会議には車で行って、都営八重洲地下駐車場に停めようかと思っています。 雨のドライブも悪くないものです。
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