2016-03

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文学

花に酔う 事を許さぬ

なんだかずいぶん春めいてえきましたねぇ。 あと3週間もすれば、桜の季節です。  そして、今日は亡父の4回目の忌日。 あれから4年も経つんですねぇ。 私も年を取るわけです。 花に酔ふ 事を許さぬ 物思ひ 夏目漱石の句です。漱石俳句集 (岩波文庫)坪内 稔典岩波書店 夏目漱石は小説家として大成しましたが、俳句もよくしました。 その特徴は、どこか厭世的で愁いに満ちていること。 上の句も、春の物思いを詠んで、メランコリックな心地よさすら感じさせます。 以前、今年の春は珍しく春愁の気にあてられていない、と、このブログに書きました。 しかしいよいよ春めいてくると、やっぱり愁いが濃くなります。 年度末も近づいてきました。 木端役人をやっているかぎり、桜を見て憂鬱になるのは仕方ないのかもしれません。 午前中、実家の寺に墓参りに行きました。 座敷には7段飾りのお雛様が、庭には梅が、見事でした。
映画

心霊写真部 劇場版

今日は休暇を取りました。 朝寝して、たっぷりと昼寝もして、元気になったところでDVDを借りにいきました。 「心霊写真部 劇場版」です。 タイトルからしてB級臭さが漂いますが、やっぱりB級でした。 しかしB級ホラーというのは、一種のほめ言葉でもあります。 起承転結がはっきりとした、かっちりとした作りこみになっていて、楽しめました。 ある高校に心霊写真部というのが存在します。 その名のとおり、心霊スポットに出かけては写真を撮ったり、心霊写真と称せられるものを分析したり。 なかなか楽しそうです。 ある時、謎の美少女が現れ、30年も前の心霊写真部で起きた悲劇を示唆します。 そこから、世間を騒がす謎の連続殺人鬼と心霊写真部の関係、過去の悲劇が現代の部に及ぼす影響などが、疾走感をもって語られます。 美少女たちの下手な演技もご愛嬌。 また、冒頭にサイドストーリーが語られ、それと本編とがラスト近くにつながるという、小粋なくすぐりも用意されています。 B級ホラーの名作といったら言語矛盾でしょうか? でもそんな評価をしたくなる、面白い作品でした。 ただし、あんまり怖くはありません。 子供向けのジュヴナイル...
仕事

年度末

もう3月。 いよいよ年度末ですねぇ。 一年でもっとも仕事がしんどい時期です。 でも、ここ数日、なんだか暇です。 あんまり暇なので、明日は休暇を取りました。 こんな年度末は初めてです。 今年度から座った席、年度末よりも5月が忙しいようです。 暇なら暇で、それを楽しみたいと思っています。
社会・政治

切ない

愛知県で91歳の認知症のおじいちゃんが電車ではねられた事故で、鉄道会社がおじいちゃんの妻と息子に7百万円超の損害賠償を求めていたところ、このたび最高裁は遺族の責任を認めず、損害賠償をまぬかれました。 いやな話ですねぇ。 91歳のおじいちゃんが電車にはねられたのも嫌な話なら、鉄道会社が巨額の損害賠償を求めたのも嫌な話。 何年にもわたって裁判が行われたのも嫌な話。 自分が91歳のおじいちゃんだったなら、あるいはその遺族だったならと想像すると、ぞっとします。 もちろん、鉄道会社が悪いわけもなく、要するに誰も悪くない、ということ。 しかし鉄道会社が損害を被ったのも事実で、三つの切ない事情があります。 認知症で一人ふらふらして電車にはねられたおじいちゃんの切なさ。 大切な肉親を失いながら損害賠償を求められる切なさ。 何の落ち度も無いのに損害をかぶる鉄道会社の切なさ。 認知症患者は座敷牢にでも入れなければならないのでしょうか。 どういう結果になっても後味は悪いと思います。 今回、鉄道会社は何をもって鬱憤を晴らせば良いのでしょうねぇ。
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