2016-05

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文学

痛み

憂鬱ななか、一週間きちんと出勤できました。 まずは目出度い。 一週間ほど前に寝違え、首から肩にかけてひどく痛むのも憂鬱に拍車をかけているようです。 なんといっても痛いのはしんどいものです。 階段を下りるだけで、その衝撃で肩から背中にかけてひどい痛みが走ります。 ちょっと痛むだけでしんどいのですから、大けがや大病はさぞかししんどいでしょうね。 雪ぞ降る われのいのちの 瞑ぢし眼の かすかにひらき、痛み、雪降る 若山牧水の和歌です。 この歌人には珍しく、読点を打っているのが、痛みの激しさを物語っているかのようです。 それはもちろん、肉体の痛みとは限りません。 むしろ、精神的な痛みであったと解するほうが納得がいくでしょう。 しかし肉体の痛みが精神に惹起せしめるものは、苦しみであるに違いなく、私は痛みがもたらす苦しみと、痛みゆえに思わざるを得ない命の儚さとを感じ、しばし、瞑目せざるを得ません。 この歌は歌人が青年時代に出版した「死か芸術か」という大上段に振りかぶったタイトルの歌集に収められています。 若さゆえの気負いを感じさせます。 今は初夏。 雪に痛みを仮託することはできません。 そこで夏の...
その他

半端なシステム

今日は午前中健康診断で、午後は長い会議。 仕事がちっとも進みません。 嫌になります。 戦時中、極限状況下におかれた兵隊は、戦病死した戦友の遺体を横目に見ながら、楽になれてうらやましいとつぶやいたと聞きます。 怖ろしい精神状態ですが、最近、仕事がうまくいかない私は、事故死でもすれば楽でよいのに、などと不謹慎なことを考えてしまいます。 思うに情報革命が中途半端に進んだ結果、様々な仕事をシステムを使って進めるようになり、それは便利なようでいて、中途半端ゆえにアナログ時代以上に苦しめられるという事態が現出したように思います。 時代時代で苦痛の種類は違うのだろうと思います。 そして現代。 事務職は半端なコンピュータに苦しめられる宿命を背負っているようです。 私はそれを嘆きながらも、明日になれば、また、半端なシステムと向き合うのです。
精神障害

危機

月曜日というのは憂鬱なものですが、今日はとくにダメでした。 腹の底に不安が固まりのように沈み込み、仕事もはかどりません。 精神障害はすっかり克服したつもりですが、だからと言って不安が無くなるわけではありません。 今日は頓服の抗不安薬を朝と昼、2回飲んで、なんとかしのぎました。 今月は忙しいので、危機的状況が続くでしょう。 はたして私は大丈夫でしょうか。
その他

大型連休終了

今日で大型連休も完全に終了ですねぇ。 私は暦どおりでしたが、中には10連休という人もいたでしょう。 私の部署にも、一人、2日と6日に休暇を取り、10連休にしたツワモノがいます。 明日からは本格的に働かなければなりません。 嫌になりますねぇ。
文学

田舎町の人情喜劇

奥田英朗の連作短編集「向田理髪店」を読み終わりました。 かつては炭鉱で栄えながら、今はすっかり寂れてしまった北海道の田舎町が舞台です。 当然、夕張市がモデルと思われます。 理髪店の主人を主人公に、いずれも幼馴染のガソリンスタンド経営者や役場の課長などが登場し、コミカルに様々な騒動が繰り広げられます。 札幌でサラリーマンをやっている息子が家業を継ぐといって帰ってきたり、40男が中国の田舎から嫁をもらいながらお披露目をするのを頑なに拒んだり、、赤坂でホステスをやっていた女が帰省して新しくスナックを開き、町中の中年男が色めきたったり、映画のロケ地になったり、町出身の青年が東京で詐欺事件を起こして逃げてきたり。 寂れた田舎町とは言ってもそこは人が住む町。 必ず何事かが起こります。 寂れた元炭鉱町が舞台とはいえ、どこか明るく、楽しげです。  私は東京と千葉にしか住んだことがありません。 旅行で田舎に行くことはあっても住んだことが無いので、実状はよくわかりませんが、その私ですら、いかにも存在しそうな感じがします。 そこが作者の腕なのでしょうね。 寅さんの田舎版と言ったところでしょうか。 楽しい人情...
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