文学 裏切り
今日は裏切りの日なんだそうですね。 なんでも本能寺の変で明智光秀が織田信長を裏切った日だから、だそうで。 裏切りという行為、おそよあらゆる宗教や道徳律の中でも、最も卑しい行為とされているようです。 それでいて、人は裏切りという行為を止めることはありません。 重大な裏切りから、ちょっとしたものまで、じつにさまざまです。 キリスト教の司祭が教えを捨てるという重大な裏切りを描いた小説に、遠藤周作の「沈黙」があります。 映画化もされ、近々、マーティン・スコセッシ監督がリメイク版を製作すると聞いています。沈黙 (新潮文庫)遠藤 周作新潮社沈黙 SILENCE 篠田正浩,遠藤周作,遠藤周作東宝 江戸初期、日本に布教に来ていた高名な司祭であるフェレイラが転んだとの報告を受けて、彼の弟子であった若い司祭、ロドリゴが日本に密入国します。 密入国の手引きをしたのがキチジロー。 ロドリゴはキチジローの密告によって、長崎奉行に捕えられます。 キチジローはこの裏切りを悔い、泣き叫んでロドリゴへの面会を望みますが、かないません。 ちょっとキリストを裏切ったユダを連想しますね。 ロドリゴは夜中、激しい鼾に悩まされま...