2016-07

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社会・政治

追悼 テロの犠牲者

またもやテロ事件が起きてしまいました。 場所はバングラディシュの首都。 しかも今回は7人もの日本人が犠牲に。 日本人の一人は、テロリストに向かって "I'm Japanese, please don't shoot."と叫んだそうですね。 アラブ人は親日的だというイメージから出た言葉でしょうが、テロリストに通じるはずもありません。 しかし、その叫びはあまりに切なく悲しく胸に迫ってきます。 一縷の望みを日本人であることに託したのでしょうから。 人を殺すという場合、金欲しさか、怨恨か、快楽か、テロか、大方このどれかが動機になっているように思います。 テロの場合、自分たちこそが正しく、現在の社会が間違っていると信じ込んでいることが、性悪と言えるでしょう。 かつてテロといえば左翼過激派の専売特許だったものが、オウムなどの宗教に取って代わり、今回のテロもイスラム原理主義者による宗教的テロと考えられています。 しかしこれだけイスラム原理主義者によるテロが続くと、イスラム教そのものに問題があるのではないかと邪推したくもなります。 もちろん、穏健なイスラム教徒は平和に日々を過ごしているわけで、彼らに何...
文学

サウス・バウンド

奥田英朗の長編小説、「サウス・バウンド」を読み終わりました。 爽やかな読後感ですが、すぐに内容を忘れてしまいそうな感じもします。 小学六年生の次郎は中野在住。 両親と姉と妹の5人暮らしです。 で、父親の一郎というのがとんでもない男です。 元過激派で、警察でも有名な暴れ者。 逮捕歴もあります。 185センチの大男で、何より国家が大嫌い。 働きもせず、小説なんか書いています。 母親は喫茶店を経営し、一家を支えています。 母親は夫の一郎に心酔しているご様子。 中野では、不良少年と次郎が戦ったり、友人と遊んだり、少年小説の趣を呈しています ところが、父親が突然西表島に移住して自給自足の生活をする、と言い出し、実際に一家は引っ越します。 ここでもリゾート開発をめぐって一郎は大活躍。 ついには騒ぎを起こし、子供たちを置いて夫婦で波照間島に逃げてしまいます。 この小説で印象深いのは、次郎という少年の成長とともに、沖縄の歴史がさりげなく語られることでしょうか。 かつては琉球王国に属していなかった石垣島と周辺の島々が琉球に征服され、その琉球は薩摩藩に侵略され、ついには日本国の一部になってしまう。 いつの...
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