2017-01

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文学

怪談

朝、起きたら腰が痛く、ひどく体が重かったので、熱を測ったら37度2分ありました。 ほんの微熱ですが、私は極端に熱に弱く、これでは使い物にならんと思い、急遽休暇を取りました。 8時30分に職場に連絡し、風邪薬を飲んで、午後3時まで眠り続け、寝汗をびっしょりかいたら、変に気分が良くなっています。 熱を測ったら36度8分まで下がっていました。 風呂で寝汗でべとべとした体をきれいに洗い、小池真理子御大の短編集、「怪談」を読みました。怪談小池 真理子集英社 7つの短編が収録された、260ページほどの短い小説集です。 タイトルから思い浮かべるような、ホラー小説集とは趣を異にしています。 これと言ってストーリーらしいストーリーが無い、ちょっとだけ不思議な物語がつむがれます。 そしていずれの短編も、怖くありません。 どちらかというと、ほのぼのするような怪異譚です。 御大はかつて、「墓地を見おろす家」のような、本格的なホラー小説を物していますが、今回の短編集はその系譜に連なるものではありません。墓地を見おろす家 (角川ホラー文庫)小池 真理子角川書店 一歩間違えるとエッセイのような軽いタッチで、しかも耽...
文学

物語の勝利

今日はあの阪神淡路大震災から22年の節目。 かかる大災害は人智を超えたものであり、私たちはただ現実の巨大さに、瞑目する他ありません。 事実は小説より奇なり、と申します。 まこと、この世に起こることは、フィクションを超える驚嘆すべきことばかりです。  例えば9.11のテロ。 あんなことは、どんな物語作者でも思いつかない奇想天外な事件でしょう。 さらにはオウム事件。 古くは浅間山荘事件。 現代社会において、小説よりも奇妙な事件がいくつも起きています。 小説をはじめとする物語は、あくまでも虚構であって、現実を模したものであっても、現実を超えるような、一種の怪異譚であることが、その本質であろうと思います。 例え恋愛小説や、サラリーマンの哀歓を描いた小説であっても、そこには必ず、現実を超えるような奇妙な味がなければ、凡庸な作品になってしまうでしょう。 現実を超えること、言わば超現実こそが、小説の真骨頂であろうと、私は確信しています。 で、事実は小説より奇なり、という言説。 これは、小説は本質的に現実を超えることができない、ということを端的に表したものかと思います。 絶望的な言葉と言ってもよいでし...
仕事

やるべきこととやりたいこと

毎週のことながら、月曜日の、特に朝は憂鬱なものですね。 就職したばかりの頃は、ベテランになればそういうことは無くなるものと思っていました。 しかし、就職してそろそろ丸25年になりますが、休日明けの憂鬱さ、職場に行きたくないっ、という思いは、相変わらずです。 よく、土日もいつもどおり起きるなど、生活のリズムを崩さないとか、土日はごろごろしていないで体を動かすと良い、とか言いますが、それも焼け石に水といったところです。 それにしても、よくも25年も辛い月曜日を乗り切ってきたものです。 ひとえに、収入が途絶えることが怖くて我慢してきた結果です。 そして、まだ最低13年はこれが続くわけです。 65歳まで再雇用を希望すれば、あと18年もあります。 気が遠くなるような年月です。 最近、来し方を振り返り、反省することしきりです。 もっと自分に合った仕事に就くことが出来たかもしれない、とか、もっと努力すべきだった、とか。 そうは言っても、時をさかのぼることは出来ません。 やりたいこととやるべきことが一致している場合、ストレス無く仕事ができるのだろうと思います。 しかし私がやるべきことは、やりたくないこ...
散歩・旅行

成田詣で

昨日は寒いながら風もなく、晴れていたので、思い立って成田山にお参りに出かけました。  成田山、千葉市の我が家からでもけっこう遠いのですよねぇ。 高速を使っても、1時間近くかかります。 これでは東京都心に行くのと大して変わりません。 成田山は長くて趣深い参堂が特徴。 江戸時代から続くような旅館や土産物屋、うなぎ屋などが店を並べ、1月も半ばだというのに多くの人が訪れていました。 私はもちろん着物で出かけましたが、着物姿の紳士淑女も少なからず。 浅草のように着物体験でグズグズに着こなした外国人観光客とは違い、みな粋に着こなしています。 そんな姿を見て、和装文化も廃れてはいないと、嬉しくなりました。 的屋もたくさん出ていて、それは大層な賑わい。 途中、小雪がちらついたのも気分を盛り上げてくれました。 今日は昨日と違い、北風が強く吹いていたので、床屋に散髪に行ったのと、スーパーで一週間分の買出しを行った以外は、日当たりの良いリビングでのんびり過ごしました。 明日からまた一週間働かなければなりません。 もう正月気分からは抜け出して、きちんと働きたいと思っています。にほんブログ村 人気ブログランキン...
映画

バチカン・テープ

今日は休暇を取りました。 午前中は寝ていて、お昼に鴨南そばを食い、DVDを鑑賞しました。 悪魔払いの映画、「バチカン・テープ」です。 これまで、エクソシズムの映画はたくさん観てきました。 どのような悲惨な結末にしても、悪魔は祓われるのが悪魔祓いを題材とした映画の定番。 しかし、この映画では、悪魔祓いに失敗し、聖書の黙示録による預言のとおり、悪魔は救世主のふりをして、この世に現われるのです。 バチカンを始めとするカソリックは敗れたのです。 この世の終りが始まる、という結末。 私はもちろんキリスト教信者ではありませんし、神様とか悪魔とかいうものを全く信じていません。 その私にしてからが、この結末はショッキングなものでした。 熱心な信者には耐え難い結末でしょう。 しかもこの映画では、バチカンの高僧が自ら悪魔祓いに臨み、失敗します。 それを見届けたバチカンの幹部は、偽の救世主がまさしくアンチ・キリストであり、この世は破滅に向かって突き進んでいくことを知りながら、それを記録し、様子を見守ることしか出来ないのです。 現実にはありえない話だと分かっていても、震え上がるほど怖ろしい作品でした。にほんブ...
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