2017-04-13

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文学

迷妄

今年は桜をゆっくりと鑑賞する時間がとれませんでした。 先週末は桜は満開でしたが、土日ともあいにくの雨。 通勤の車から見る桜、早くも散り始めています。 今週末、散り乱れる花見を楽しむことができるでしょうか? 散る桜 残る桜も 散る桜 良寛はそう嘆きました。訳註 良寛詩集 (ワイド版 岩波文庫)良寛,大島 花束,原田 勘平岩波書店 桜は必ず散るもの。 短い文句のなかに、諸行無常を詠みこんだのでしょうか。 人もまた、必ず死に行くもの。 40代後半になって、近しい人の訃報に接することが多くなりました。 はるか年上の先輩ならまだしも、後輩が心筋梗塞で突然死したり、自殺したり。 その都度、私自身の未来を思うとともに、来し方を振り返らずにいられません。 私のこれまでの生き方は間違っていたのではないか、少なくとも為すべきことを為さず、ただ生きるため、いや、死なないためだけに職にしがみついてしまったのではないか、という後悔の念に捕らわれることが多くなりました。 それというのも、ここまで来てしまっては、今の生き方を変えることは出来ないのだという、深い諦念の為せる業のような気がします。 しかし、人は未来にむ...
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