2017-11-16

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文学

光源氏にとっての死

今日は好天に恵まれましたが、北風が吹いて寒い一日でした。 事務室の中は暖房が効いて快適でしたが、タバコを吸おうと外に出ると、風がひどく冷たく感じられました。  すっかり晩秋ですねぇ。 そして、もうじき、冬がやってきます。 冬というのは、どこか死を感じさせます。 死と言えば、光源氏の生涯を思い起こします。 前半の華やかな女性遍歴から一転して、ついには出家。 光源氏亡き後も、物語は続きます。 多くの女性と浮名を流し、不遇な時代もあったものの、後に大きな権勢を誇りながら、晩年は最愛の妻、紫の上の死を悲しみ、出家して隠遁してしまいます。 思えば光源氏という人、多くの近しい人を失っています。 母である桐壷更衣、桐壷の母(源氏の祖母)、恋人である夕顔、最初の妻、葵の上、父である桐壷院、父帝の妻でありながら密通を交わし、源氏の子を産む藤壺、やたら嫉妬深い六条御息所、恋敵と言うべき柏木、最愛にして最後の妻、紫の上。 光源氏にとって最初に経験したのが、母、桐壷更衣の死。 この時光源氏、わずか3歳。 人の死がどういうものか分からず、周囲の異様な雰囲気を察し、あやし、と感じます。 要するに、変だ、妙だ、と感...
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