2018-02

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文学

月夜の島渡り

昨夜は恒川光太郎の短編集「月夜の島渡り」を読みました。月夜の島渡り (角川ホラー文庫)恒川 光太郎KADOKAWA いずれも沖縄の離島が舞台の作品です。 「月夜の島渡り」というタイトルの作品はありません。 あくまで短編集全体のタイトルです。 作者、出身は東京らしいですが、20代後半から沖縄に住んでいるそうです。 東京出身でも、北海道や沖縄に移住する作家や芸術家が多いのはなぜでしょうね。 都会を離れたかった? 異界の空気に触れたかった? 恒川光太郎はおそらくは異界への入り口があちこちに感じられる沖縄が気に入ったのだろうと推測します。 この短編集の物語は、どれも短く、異界へと足を踏み入れるというよりも、沖縄の離島そのものが異界の香りがして、小説というより詩編のような趣を味わうことができます。 その代り、物語としての迫力には欠けるように感じられます。 そこは詩編ですから。 私としては、生まれ変わりを扱って長い時間の流れを感じさせる「私はフーイー」がお気に入りです。 いずれも短いし、不思議過ぎず、この作者特有の抒情というか切なさを感じることが出来るので、入門編に良いかもしれません。 デビュー作...
文学

死の季節ー右大臣の憂鬱ー

冬季うつ病なんて言って、冬はうつ状態に陥る人が増えるそうですね。 寒いし、日は短いし、死を予感させる季節であってみれば、仕方ないのかもしれません。 28歳で甥、公卿に殺害された右大臣源実朝は、父、頼朝亡きあと、政情不安が続き、兄の頼家が追放されてなお殺害された事実から、家臣に次のような絶望的な言葉を述べています。 源氏の正統は此の時に縮まりをはんぬ。子孫敢えて之を相継ぐべからず。 源氏の嫡流は自分で終わりにしようというわけです。 おそらくは、そう遠くないうちに、家臣らに暗殺されるであろう運命を、かなり明瞭に意識していたのではないかと思います。 そういう意味では、12歳で将軍になった時から、死の季節を生き続けていたのかもしれません。 現とも 夢とも 知らぬ世にしあれば ありとてありと 頼むべき身か  現実とも夢ともつかぬ世の中で、生きているといってもそれを頼みにできるだろうか、といった意かと思います。 聞きてしも 驚くべきにあらねども はかなき夢の 世にこそありけれ 人の死を聞いても驚くにあたらないが、それにしてもなんとはかない夢のような世の中であることよ、といった意でしょうか。 いずれ...
社会・政治

北方領土の日

今日は北方領土の日、なんだそうですね。 昭和56年の1月に閣議決定されたそうです。 1855年のこの日に、日露通好条約が調印されたことにちなんでいるのだとか。 しかし一般的に言って、実効支配している国が領土を平和的に返還するということはあり得ません。 そのあり得ない奇跡が、沖縄返還でしょうね。 しかしそれは、米国軍の広大な基地という副産物を残しました。 米国にとってみれば、いざとなったら戦わずして撤退する、という選択肢も取れます。 なにしろ沖縄は米国領から外国になったのですから。 近い将来、北方領土問題が解決することは無いとは思いますが、万が一の奇跡を信じて、言い続けるしかありますまい。  かつてソ連邦の崩壊や、東西ドイツの統一など、誰も信じていませんでした。 しかし、それが成ってもう30年ちかくが経とうとしています。 この世に起こりえないことなどないと知れば、北方領土返還を言い続けるのも、必要なことなのでしょう。にほんブログ村 政治ランキング
その他

おめでとう

このブログで、過去何度か、年に2回痛飲している女友達が二人いることは紹介したとおりです。 そのうち、目黒のマンションで一人暮らしをする49歳の女性から、このたび結婚する、というメールが届きました。 親戚のおじさんのような心境で、私も嬉しく思います。 ごく内輪の披露宴にお呼ばれすることになりました。 そんな内輪の会に、新婦側友人で一応男性である私を呼んでいいのかなあ、とも思いましたが、18年来の飲み友達でもあり、出席を快諾しました。 49歳、正直もう無理かなと思っていたのですが、出会いというのはどこに転がっているか分かりません。 しかも、出会ったのは去年の秋とのことで、まだ1年も経っていないのですから、人生は分かりません。 元々日本人形のような可愛らしい女性で、あまたの男性を振ってきた強者でもあります。 私が出会ったのは30歳の時。 私は28で結婚したので、出会ったときすでに対象外であったわけで、だからこそ友人関係が保てたものと思っています。 これからは夜遅くまで付き合わせるわけにはいきませんね。  それだけが残念です。
その他

痛い

昨日、今日と偏頭痛に悩まされ、ほとんど横になっていました。 今朝は月曜日ということで、頑張って6時半におきたのですが、頭痛やまず、結局休んでしまいました。 週のあたまからだらしないことです。 明日はきちんと出勤したいと思っています。
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