その他 時をさかのぼる
時には、思い出行きの、 ガイドブックに任せ、 あの頃という名の、駅で降りて、昔通りを歩く。(中略) 時をさかのぼるチケットがあれば、欲しくなる時がある。 あそこの分かれ道で、選びなおせるならって。 さだまさしの「主人公」という古い歌の詞の一部です。 しつこいようですが、昨日、今日とアップした、自殺した昔の女性のことが頭を離れません。 あの頃、私も彼女も、いつも笑顔を浮かべて、きらめいていました。 それなのに私は別の女性(今の同居人)に走ってしまいました。 同居人とは結婚して20年、喧嘩一つしたことがなく、楽しい生活をおくっています。 でもそれは、別の女性の苦悩の上に成り立ったものです。 彼女は別の男と結婚した直後、報告会と称して、私と二人だけで深酒しました。 あの時はただ彼女の幸せを祝福しただけですが、今思えば、新妻が昔の男と二人だけで深酒するなんて、考えてみれば奇妙です。 その時の幸せそうな彼女の笑顔は、本物であったに違いないと思います。 しかしその中に、ほんのわずかばかりでも、私に対する対抗心めいたものがあったのではないかと、今になって、思います。 お前よりも幸せだ、みたいな。 ...