2018-09

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文学

咲きて桔梗の寂しさよ

今日は曇り時々雨。 すっかり涼しくなりました。 お彼岸を過ぎれば本格的な秋。 お彼岸までは、まだしばらくありますが、朝夕は確実に涼しくなりました。 かたまりて 咲きて桔梗の 寂しさよ 久保田万太郎の句です。  この人の句には、メランコリーというか、どこか憂愁の味わいを感じさせられます。久保田万太郎全句集久保田 万太郎中央公論新社 春愁秋思、という言葉がありますね。 三省堂四字熟語辞典には、 春の日にふと感じる物悲しさと、秋にふと感じる寂しい思い。よい気候のときに、なんとなく気がふさぐこと。また、いつも心のどこかに悲しみや悩みがあること。▽「春愁」は春の日のもの思い、春に感じる哀愁、「秋思」は秋の寂しいもの思いの意。 とあります。 もともとは、白居易(白楽天とも)の「陵園妾」という漢詩に見られる言葉です。白楽天 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫)下定 雅弘KADOKAWA それにしても、過ごしやすい季節に寂しい物思いに沈むのはなぜでしょうね。 なぜかはともかく、実感として、春の憂いや秋の物思いというもの、物心ついたあ頃からなんとなく感じてはいました。 四季のある風...
映画

STAR SAND –星砂物語-

今日は昼寝をしたり、DVDを観たりして、のんびりと過ごしました。 DVDは、「STAR SAND 星砂物語」という魅力的なタイトルの作品を観ました。 1945年4月、戦火を逃れ、沖縄の小さな離島に移り住んでいる16歳の少女。  彼女は毎日のように、小さな浜辺に出かけては、海にもぐって星砂を取り、牛乳瓶に詰めて大切に保管しています。 沖縄本島では血で血を洗う日米の決戦が繰り広げられていますが、離島は平和そのもの。 ある時、浜辺近くの洞窟で、日本の脱走兵と米国の脱走兵と出会い、二人が奇妙な共同生活をしていることを知ります。 二人は殺し合いを否定し、ひたすら戦争が終るのを待っています。 そこへ、日本人脱走兵の兄が、負傷して合流します。 この兄は、皇軍の栄光を勝利を信じる狂気染みた男で、おそらくは当時の日本の風潮を象徴しているように思われます。 暇さえあれば座禅を組み、迷走にふける日本人脱走兵。 彼は日本軍の狂気に対し、冷静さと平和を象徴しているようです。 やがて、米国人脱走兵と恋に落ちる少女。 そして、現代の東京で卒業論文に悩む女子大生が同時並行的に描かれます。 女子大生は洞窟に残っていた少...
散歩・旅行

プレゼント

陽射しは強いながら、風に秋を感じさせる時季となりました。 日も短くなり、季節は確実に移ろっているようです。 先月22日が私の誕生日でしたが、遅ればせながら、誕生日プレゼントを買ってもらいに、浅草の呉服屋に出かけました。 和装用の信玄袋と財布を同居人に買ってもらいました。 合計24,000円。 今まで、袋は小さな巾着袋、財布は普通の洋物を使っていましたから、大きめの信玄袋と和装用の財布が欲しかったのです。 浅草に出かけたのは、安く良い物が手に入るから。  上が信玄袋です。 下が財布です。  買い物の後、観音様にお参りし、浅草の街をふらふらと歩きました。 本当に外国人観光客が増えました。 30年前の寂れぶりが嘘のようです。 こうして、何事も変化していくのですねぇ。
映画

不能犯

昨夜はDVDを鑑賞しました。 不能犯です。 人々の闇を探る犯罪者を松桃坂李が、希望を信じる刑事を沢尻エリカが演じ、この二人の対決が圧巻です。 人の眼を覗き込むだけで、幻覚を見せ、ショック死させてしまう特殊能力を持った犯罪者。 依頼を受けて、多くの人々をショック死させます。 しかし、死因はほとんどが突然の心不全。 証拠も何もなく、犯罪は成立しません。 つまり、不能犯です。 そこに、かつて美女刑事が更正させ、今は板前として立派に働く青年が、じつは心中深く昏い欲望を抱いていたことが明らかになり、物語は重層的な趣を呈します。 美女の刑事と美青年の不能犯。 この二人の掛け合いが見事です。 さらに、刑事は、ごく稀に存在する、不能犯がコントロールすることが出来ない人間なのです。 したがって、刑事が不能犯を殺せば、ショック死事件は止まります。 不能犯は、挑発的に、「僕を止めてください」・「僕を殺してください」と不敵な笑みを浮かべながら刑事に迫ります。 苦悩する刑事。 警察官でありながら殺人を犯して事件を止めるのか。 なかなか見応えのある映画でした。「不能犯」BD豪華版 松坂桃李,沢尻エリカ,新田真剣佑...
その他

愚行

台風の次は地震ですか。 嫌になります。 自然災害大国で生きるのは大変です。 それはさておき。 今日は午前中、東大安田講堂で国交私立大学や研究機関などの外部資金担当者を集め、国の最大の研究助成である、科学研究費助成制度の改革に関する説明会に出席しました。 いずれも事前に入っていた情報をなぞるだけの、退屈なものでした。 午後は休暇を取って大爆睡。 気持ちの悪い夢を見て、汗びっしょりで目を覚ましました。 いずれも、幼い頃からの、私の愚行や悪行を見せ付けられるもの。 1秒たりとも過去には戻りたくない、と痛感しました。 愚行と悪行こそ、私の人生そのものですから。
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