
初恋
昨夜はひどい悪夢を見て、目覚めたら汗をびっしょりかいていました。 早速朝風呂につかって、悪夢から醒めました。 時折、こんなことがあります。 小学校6年生のころ、私は初めて恋文を受け取りました。 それはきちんと郵送されてきたもので、小学校の同級生からのものでした。 私は激しく混乱しました。 12歳の男の子というのは、女の子よりもはるかに子供です。 私はどうしてよいか分からず、返事も書かず、学校ですれちがっても知らないふりをしました。 恋文は何通か続き、いよいよ小学校卒業のころになって、私を模った学生服を着た小さな手作りの人形と、セーラー服姿の人形が送られてきて、最後のお願いということで、写真を1枚くれと書いてありました。 ここまでされても、私は無視を決め込みました。 子供とはいえ、今思えばひどい仕打ちです。 断るにしても、もう少しやりようがあったのに、と後悔しきりです。 で、悪夢。 私は小学生で、虫だらけの池に投げ込まれ、激しくもがきながら池から上がろうとすると、かつて恋文をくれた女の子が、私を助けようとして、自らも池に落ち、虫だらけの池のなかで、接吻を迫るのです。 虫からも女の子からも...