
安倍総理辞職
安倍総理が辞職を表明しましたね。 しかも第一次安倍内閣の時と同じ、潰瘍性大腸炎の悪化という理由で。 さぞかし悔しいことでしょう。 拉致問題の解決や憲法改正など、やりたいことはたくさんあったでしょうに。 過去、タブー視されていた憲法改正は、今や他の法案と同じように議論されるようになりました。 ただ、他の法案に比べ、日本国憲法は両院の三分の二の発議、さらに国民投票が必要という、事実上改正が不可能な仕組みになっていました。 多くの自民党の政治家が憲法改正を目指しながら、成功できなかった厄介な問題でありました。 もしかしたら安倍政権は憲法改正を成し遂げるかもしれない、と、期待をもっていました。 私が敬愛する中曽根大先生は、100歳を超えてなお憲法改正を主張し続けながら、お隠れになってしまいました。 しかし、私がもっとも期待する憲法第1条=天皇条項の改正については、手を付けなかったでしょうね。 私は天皇制は廃止すべきだと思っています。 高貴な血があり、それが国民統合の象徴になるというのであれば、裏を返せば下賤な血の存在を認めなければなりません。 それは差別に相違なく、国家が大々的に差別を助長する...