2021-05-22

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文学

迷言

人をポジティブかネガティブかに分ければ、私は間違いなく後者でしょう。 大量の精神病薬を飲んでなんとかやり過ごしていますが、薬が無ければ、10年前のうつ病発症の時に退職しているか、悪くすれば自殺していたでしょう。 うつ病は自殺率が極めて高い病気ですから。 ほぼ完治した今も、その頃の思い癖みたいなものから抜け出すことが出来ず、考えは後退していくばかりです。 よく、名言集というものがあります。 大体において、明日は明るい日と書くだの、夢は諦めなければ叶うだの、大の大人から見れば人生の真実とは程遠い迷言のオンパレードです。 そのような言葉に触れてポジティブな思考に入れるのは、ごく若いうちだけだと思います。 なぜならそれらは、嘘だからです。 下のような言葉を読んだことがあります。 誰の言葉かは忘れましたが。 死んでいる者は幸せだ、これからも生きていく人間よりも。 死んでいる者より幸せなのは、生まれなかった者だ。 西洋の学者が残した言葉だったように覚えていますが、うろ覚えです。 太宰治の「人間失格」みたいですね。人間失格 (角川文庫)太宰 治KADOKAWA 多くの、自分は成功したとか、勝ち組だと...
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