2021-05-23

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文学

恋猫と語る女

今日はよく晴れました。 そうだというのに、コロナを恐れて外出しませんでした。 そんな土日が続いて、どれくらいになるでしょう。 散歩に出かける気にもなりません。 こんな日は、句集でも紐解いてみようと、どれが良いかなと書棚を見つめ、なんとなく、「西東三鬼全句集」を手に取りました。西東三鬼全句集 (角川ソフィア文庫)西東 三鬼KADOKAWA ぱらぱらめくっていると、 恋猫と 語る女は 憎むべし という句が目に飛び込んできました。 ペットの猫を可愛がっている女。 その人は目の前にいて、はるか遠くにいる、女はそういう方法で挑発する、といったところでしょうか。 俳句は短歌と比べて、恋の句はあまり無いような気がします。 自然を賛美するようなものが多いでしょうか。 西東三鬼は、男と女をまったく異なる種類の生き物ととらえていたようで、上の句が生まれたのでしょう。 男と女は肉体の構造が異なっている以上に、その精神性に違いがあるのかもしれません。 こんなことを書くと、おっかないジェンダー研究者の叱責が飛んできそうです。 不倫がばれて、その行為を異文化コミュニケーションと言い放ったのは、森本レオでしたか。 ...
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