2021-06

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思想・学問

時間

今週もやっと終わりました。 長いような、短いような。  20年近く前、連日22時くらいまで(時には完徹)残業を余儀なくされるブラックな機関で働いていたことがあります。 任期を終え、無事出所(3年間の出向任期を終え、出身機関に戻ることを出所と呼んでいました)の際に催される送別の宴の際、「3年間は短かったけど、1日は長かった」とスピーチする人がいました。 うまいこと言うなぁと感心したことを覚えています。 時間が流れることを短いととらえるか、長いととらえるかは、個人差はありますが、一般に子供や若者が時間の流れを長いと感じ、中高年は短いと感じるような気がします。 考えてみれば、20年の間に、生まれた赤子は一人では何も出来なかったのが、歩けるようになり、喋れるようになり、幼稚園、小学校、中学校、高校と卒業し、大学に入る人は入って、無事成人と相成るわけです。 この20年間は思い出しても長かったと感じます。 しかるに、20歳~40歳は少し短く感じます。 大学生が就職し、仕事を覚え、中間管理職になり、という一般的なコースをたどれば、そこそこ長く感じるかもしれませんが、0歳~20歳ほどではないでしょう。...
その他

カフェインとアルコール

今日は珍しく、仕事がはかどりました。 こんなこともあるんですねぇ。 今朝は愛飲の珈琲、エメラルド・マウンテンを、いつもなら2杯飲むところ、3杯飲みました。 すると、頭が冴えわたって、少々ドキドキはしますが、良い感じで仕事ができました。 じゃあ毎日珈琲を一杯多く飲めばいいじゃないかという声が聞こえてきそうですが、日によっては不安感が増したりするので、勝負です。 世の中には珈琲中毒みたいな人がいて、毎日10杯もの珈琲を飲み、珈琲が切れた、なんて言って珈琲を飲む、切りがない人です。 カフェインは依存性が高いようで、一種の麻薬と言えるかもしれません。 酒は明らかに合法ドラッグと言ってよいでしょうね。 ただし、酒を嗜むというのは、イスラム社会をのぞいて、ほとんどあらゆる民族が、食文化の一つとして大切にしてきたことです。 私も呑ん兵衛ですから、酒なしになってしまったら、楽しみの半分くらいが無くなってしまうと思います。 最近、私はアルコールとカフェインと、両方に依存しているような気がします。 どちらとも合法なのが怖いですね。 意思が弱ければ、どこまででも行ってしまいそうです。
精神障害

怖い

最近、色々なことが怖くなりました。 最初に恐怖を感じたのは、車の運転。 つい1年前までは平気だったのに。 大きな事故を起こしたことはありませんが、いつか起きるのではないかと不安で、運転することを想像するだけで、体が小刻みに震えます。 それでも、車通勤なので、抗不安薬を飲んで運転しています。 仕事、それも実務が怖い。 若いころに比べれば実務は大幅に減っています。 部下に任せていますから。 でも、時には自分でしかできないこともあります。 そんな時、手を動かすのが億劫で、そのうえ怖い。 上司と話すのも怖いですが、それよりも部下に指示を出すほうが怖い。 明るく指示に従ってくれますが、心の底ではふがいない上司だと、馬鹿にしているのではないかと思うと、気持ちがひどく沈みます。 グラスや湯呑で何かを飲むのが怖い。 躁状態を押さえる、炭酸リチウムの副作用で、手が震えるというのは代表的なものです。 会食の時など、人に指摘されるのが怖い。 薬の副作用です、と言えるのは、自分が精神障害者だということを知っている、ごく親しい人。 立食パーティーなどで、良く知らない人と飲むのが最も苦手です。 同居人が休日出勤や...
その他

記念日

今日は土曜日に出勤した分の振替でお休み。 一人でのんびり過ごしています。 すっかり忘れていましたが、昨日、6月13日は我らの結婚記念日でした。 同居人も忘れていたようです。 もう23年が過ぎます。 1998年、私たちは愚かにも飯田橋の東京大神宮で式をあげ、隣接するマツヤサロンで宴を催したのです。 我がままで独りを好む私が、よく離婚せずにここまで来たものです。  私は学生時代、自分は結婚しないだろうと思っていました。 赤の他人と暮らすことなど、想像できなかったからです。 それが何の因果か、28歳で結婚してしまいました。 同居人は私と異なり、穏やかで、感情的にならない人です。 それが良かったのでしょうね。 最大の危機は、私の精神病の発症でしょうねぇ。 私はひどく落ち込み、何もできなくなりました。 後で聞いたのですが、同居人はその時、keep smiling 、に努めていたそうです。 常に微笑みを絶やさないように。 泣かせます。 当初うつ病と診断されましたが、躁状態に陥り、双極性障害(昔で言う躁鬱病)に診断が変わりました。 2年くらいかかりましたが、その後寛解に至り、10年以上、普通に勤務し...
その他

酒毒

昨日は出勤してイベントを終えました。 帰宅して、焼酎のロックをやりました。 なんだか飲みすぎたようで、だるい朝を迎えました。 酒は百薬の長とも、気違い水とも言われ、その作用絶大なるをもって、多くの人に愛飲され、愛しすぎると体を壊します。 私は父が亡くなって一年で20キロ以上体重が落ちましたが、最大の理由は酒ばかり飲んでろくに食わなかったこと。 その時は、γーGTPがまずいくらい上がりました。 医者から節酒を命じられ、酒の量を半分に減らした結果、肝臓は正常な数値に戻りました。 今、コロナ禍ため、外で飲酒することはできません。 もっぱら家で呑むだけ。 味気ないことこの上ないと感じています。 歌人の若山牧水は毎日一升もの酒を呑む酒豪で、しかそのゆえに43歳の若さで亡くなりました。 病床にあっても呑み続けたというから驚きです。 医者はさじを投げ、飲酒を止めようとはしなかったと聞きます。 私は酒ばかり呑んで食わなかった頃、自分は近々酒毒にによって死ぬんだろうなと思っていました。 それでも良いとさえ感じていました。 それなのに節酒に成功したのは、やはり生きたいという欲望あってのこと。  まだ死ぬに...
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