2021-07

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その他

中毒

最近、なんだか珈琲ばかり飲んでいます。 このブログで何度か紹介したエメラルド・マウンテンを濃いめに淹れて、ブラックで飲むのを習慣としています。 職場にも、小さなポットに入れて持参しています。 カフェインのおかげか、頭がしゃっきりする感じがして、心地良いのです。 わずかばかり不安感も出ますが、気になるほどではありません。 カフェインの効能なのでしょうね。 つい最近、別の機関に異動した後輩は、珈琲どころでは飽き足りず、カフェインの錠剤を大量に飲んでいました。 完全にカフェイン中毒です。 成人男性で一時間以内に9杯の珈琲を飲むとほぼ全員が急性カフェイン中毒になり、40杯飲むと死に至るそうですが、一時間に40杯飲むことは不可能だし、9杯だって私には無理です。 職場にいる8時間の間に5杯といったところです。 エナジードリンクは飲みにくいので飲みません。 なんだか腹が脹れてしまって、飯が食えなくなるので。 で、カフェインの錠剤を大量に飲んでいた後輩。 カフェインが切れると脂汗が出て動悸がするとかで、常時、血中にある程度の濃度を保つようにしないと、日常生活も送れないようになってしまいました。 アルコ...
思想・学問

神様 仏様

私が日蓮宗の寺で生まれ育ったことは、このブログで何度も申し上げたとおりです。 およそ仏教ほど、経典の多い宗教もありますまい。 キリスト教であれば、新約・旧約の聖書があれば事足りますし、イスラム教においてはコーランがあれば良しとします。  しかるに、仏教にはどれだけ仏典があるのか、偉いお坊さんも、仏教学者も分からないのではないでしょうか。 多分1,000や2,000はあるのではないかと思います。  一方、わが国において仏教と深く結びついた神道には、そもそも経典にあたるものが存在しません。 したがって、体系立った教学のようなものがありません。 自然崇拝と、ただ清浄と言い、清き明き心と言い、おそらくは生活規範のような物を旨としてきたように思います。 そして、八百万の神々なんていうとおり、何柱の神々がおわしますのか、誰にも分かりません。 およそありとあらゆる自然物や偉人が神であると考えられ、八百万というのは、無限というのと同義かと思います。 これらは、多くの多神教に見られることです。 それだけの神々がいながら、じつは神道には一神教的な側面が存在します。 天照大神を最高神とし、何よりも天照大神を...
文学

移住

昨日も今日も雨。 今週は大体雨の予報。 梅雨とはいえ、鬱陶しい天気が続きます。 樹も草も しづかにて梅雨 はじまりぬ 日野草城の俳句です。日野草城―俳句を変えた男復本 一郎角川学芸出版 梅雨といえば、静かな、しとしと雨の印象。 豪雨のイメージはありません。 梅雨といえば、梅雨寒。 暑がりの人、寒がりの人、色々で、着ている衣服の様子が多様なのもこの時期の特徴。 私は40くらいまではどちらかといえば暑がりだったのですが、なぜか40代後半から極端な寒がりになり、この時期、半袖を着ている人が多いなか、下は股引、上はジャケットが欠かせません。 若い頃は張り詰めたような空気を感じさせる冬を好んでいたのですが、今はダメです。 千葉ごときの冬でも、起毛した下着を着なければやれません。 よく年とともに嗜好が変わってくると言います。 それは私にも表れており、つい最近まで甘い物は一切受け付けなかったのが、少量ならおいしく感じられるようになりました。 それと同じで、気温に対する感じ方も変わってくるようです。 わが国は四季の変化がはっきりしていて、だからこそ手紙なら時候の挨拶、俳句なら季語と、季節を大切にしてき...
映画

ザ・ハント

今日は久しぶりにDVDを鑑賞しました。 「ザ・ハント」です。  お金持ちが貧乏人を全米各地から10数名、睡眠薬を盛って誘拐します。 目が覚めたら森の中。 大きな木の箱があり、開けてみると大量の武器弾薬と、なぜか仔豚が。 そして突然の銃撃。 貧乏人たちは武器を手にてんでんばらばらに逃げ出します。 人間狩りです。 この人間狩りの特異な点は、狩られる獲物たちに武器弾薬が与えられていること。 そのため、狩るだけでなく、狩られるかもしれない、という緊張感を狩人たちに持たせます。 暴力が双方向性を持つため、戦争映画を観ているかのような錯覚に囚われます。 国道に出てガソリンスタンドにたどり着き、助かったと思ったらガソリンスタンドを経営する老夫婦も狩人だったり。 貧乏人の仲間だと思ったら狩人たちが放ったスパイだったり。 様々なくすぐりが用意されています。 そして最も驚いたのが、グリーンベレーか、と突っ込みたくなるような、戦闘に長けた女が貧乏人のなかにいること。 この女の存在が、物語を大きく左右します。 肩の凝らない娯楽作品でした。ザ・ハント (字幕版)アイク・バリンホルツ
精神障害

失敗作の魅力

今日、明日と、同居人は休日出勤を命じられ、私は独りで過ごすことになりました。 大雨のせいもあり、自宅に閉じこもっていましたが、夕方、精神科の予約をしていたので、やむを得ず、出かけました。 幸い、雨はあがっていました。 月に一度の精神科。 もう寛解にいたって10年くらい経ちますが、再発予防のために通っています。 したがって診察と言っても世間話をしに行くようなもの。 最近調子が良いということで、少し、減薬となりました。 明日も千葉県は大雨の予報。 久しぶりにホラー映画のDVDを、2本借りました。 明日はそれを観る予定。 実に久しぶりです。 ブログで過去の履歴を調べたら、1月に「パラサイト 半地下の家族」を観て以来。パラサイト 半地下の家族(字幕版)ソン・ガンホ あんなに好きだったホラーやサスペンス。 半年も観ていなかったのですね。 小説も最近は読まなくなりました。 だんだん色々なことが面倒くさくなるようです。 そう考えてみると、90歳を超えてなお、病床にありながら遺作となった「蛇の歌」を書き続けた石川淳は大したものですね。 未完のまま、作者は逝ってしまいましたが、未完ながら、刊行されていま...
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